NTTドコモが開発
NTTドコモが21日、スマートフォンカバーに、付近の放射線量を計測できるセンサーを取り付けた製品を開発したことを発表した。身近な放射線量がどの程度であるのか、自分の目で計測し、確認したいというニーズに応えたもので、注目されている。
このカバーは着せ替えカバーとなっており、各種スマートフォンに取り付け可能。10月4日から8日までの期間、千葉の幕張メッセで開催される「CEATEC JAPAN 2011」に、参考商品として試作品を出展するそうだ。
商用化は未定、あくまで参考値だが待望の声も?
内蔵されたセンサーは、線量計を製造している国内メーカーの協力により開発されたものだそうで、毎時100mSv(ミリシーベルト)まで計測が可能だそうだ。
スマートフォンに専用のアプリケーションを入れることで、そこで計測した数値を画面表示することができる。GPS機能と連動させることで、計測結果や周辺の写真を地図上に記録していく機能にも対応しているそうだ。
現在のところ商用化は未定とのこと。ただ、こうしたアイテムがあるのであれば、ぜひ使いたいという声も多いことが予測される。計測値はあくまで参考値であるが、正しい知識をもって活かせるのであれば、有用に活用したい。今後が注目のアイテムである。
ちなみに、NTTドコモは、CEATEC JAPAN 2011で、そのほかにも数々の最新技術を投入したアイテムおよびサービスを出展することを予定している。未来への試みの一端を感じられるものも多く、スペシャルサイトやHPから詳細チェックしてみるのもおすすめだ。
NTTドコモCEATEC JAPAN 2011ドコモスペシャルサイトCEATEC JAPAN 2011 公式サイト