出版社と宣伝のやり方で衝突?
フィギュアスケート女子の
浅田真央さんが12日、自身のブログにこうつづった。
この本は、私の競技生活を通しての皆さんへのメッセージブックとして1年かけて制作を進めていたものでしたが、本の宣伝、告知について、私の思いと異なるもので進められたところがあり、出版を中止させていただくことになりました。
これは
浅田さんの初エッセー
『大丈夫、きっと明日はできる』(浅田真央著・佐藤雅美著)の発売中止について述べたもの。同日、出版元の
ポプラ社も同社サイトにおいて、発売中止を告知、予約をした読者などへのお詫びを掲載した。
スポニチSponichi Annexによれば、同書の内容は、
浅田さんのスケートに対する思いや、昨年12月に亡くなった母・匡子さんへの感謝の言葉などで、予約もすでに
10万部を超えていたという。しかし、
ポプラ社制作の同書のポスターにおいて、
「ママ、ほんとうにありがとう」
の一文が強調されており、その部分が
浅田さんの本意とはずれていたという。
掲示板で目次の内容判明
Amazonや
楽天ブックスなどネット通販サイトからは同書は既に削除されているようで、内容などは知ることはできない。しかし、「
2ちゃんねる」周辺ではいち早く同書について把握していた“情報通”もいるようで、
目次の内容がコピーされ、貼りつけられている。それによれば、
目次の概要は、
・好きなだけ好きを極める
・自分より上の人を目標にする
・環境を言い訳にしない
・練習は嘘をつかない
などで、そのほとんどがスケートに関するもの。目次を見る限りでは、母親への言及は少ない。やはり、母親の死を劇的にとらえ、宣伝に流用しようとし過ぎたのだろうか。
Twitterのコメントも浅田さんに同情的
浅田さんのブログに対しては、Twitterのコメントも多く寄せられており、
・残念な気持ちに変わりはないけれど、それでもなお、真央ちゃん、あなたの英断を全面的に支持します。
・絶対譲れない事があったんだろうな。真央ちゃん意思を尊重します。
・純粋に読みたかった。でも余計な煽りがあったんだろうね。(略)余計な宣伝しなくても充分なのに・・・。
・真央ちゃん、ちゃんと理解したよ。これからも全力で応援しますよ。
など、
浅田さんの意思をくんだ内容のものが目立った。

浅田真央公式ブログ
http://maimao-asada.com/mao/ポプラ社ニュースリリース:<お詫び>『大丈夫、きっと明日はできる』を発売中止にさせていただきます
http://www.poplar.co.jp/info/news/006463.htmlスポニチSponichi Annex:浅田真央初エッセーが発売中止 宣伝で「私の思いと異なる」
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2012/01/12/kiji/K20120112002417180.htmlニュース2ちゃんねる:【ポプラ社】 浅田真央の母親の死をネタに宣伝し金儲けに走ったエッセイ本、本人の要望で発売中止に
http://news020.blog13.fc2.com/blog-entry-2072.html