「ゆうちょダイレクト」のセキュリティを強化
ゆうちょ銀行は14日、提供するインターネットサービス「ゆうちょダイレクト」において、不正アクセスによる被害を防止するため、ワンタイムパスワード生成機「トークン」の無料配布を実施することを発表した。6月23日より提供開始する。
トークンは、一度しか用いることのできないパスワードを1分ごとに生成し、液晶ディスプレイに表示する電子機器。専用ボタンを1度押すと、6桁のパスワードを1分間表示する。トークン自体は通信を行わないため、悪意のある第三者がトークンに不正アクセスし、パスワードを盗むということはできない。
また万が一、表示中に第三者によってパスワードを盗み見られた場合であっても、一度使用したパスワードは無効となり、それ以降には使えないため、安心して送金できるとしている。
事前申し込み案内を送付中
無料配布に先立ち、2014年4月10日時点でゆうちょダイレクトに登録済みで、かつ2011年4月9日以降に1回以上ログインしている顧客を対象に、事前申し込み受付を実施する。対象者には、事前申し込み手続きに必要な情報を記載した「お知らせ」がはがきで送付されるという。送付されてきたら、記載内容を確認の上、申し込みを行えばよい。
事前申し込み対象とならないユーザーは、6月23日からの申し込み受付となる。こちらの詳細については、別途後日案内される予定だ。
このトークン無料配布は、昨今多発するオンラインバンキングを狙った不正アクセスによる犯罪から顧客を守るためのセキュリティ強化の一環であり、導入によって、これまで以上にゆうちょダイレクトを安心して利用してもらえるものにしていく。

ゆうちょ銀行 お知らせ
http://www.jp-bank.japanpost.jp/news/トークンについて
http://www.jp-bank.japanpost.jp/direct/pc/security/