ゲーム開発環境「Unity」向けSDK、開発者への提供をスタート
ニフティ株式会社は16日、同社が提供するスマートフォンアプリ開発に特化したクラウドサービス「ニフティクラウドmobile backend」において、ゲーム開発環境「Unity」用のSDK提供を開始した。
「Unity」を用いたゲームアプリ開発を行う開発者にとって、サーバーサイドの機能を用意に実装可能となっており、開発効率の向上が期待できる。提供機能は、位置情報検索機能を含むデータストアと会員管理。対応プラットフォームはiOS、Androidとなっている。専用ダウンロードページが設けられており、そこから利用できる。
インデックス追加機能やセキュリティ機能も追加
また、あわせてデータベース処理を高速化するインデックス追加機能や、アプリ利用者の不正行為を防ぐためのセキュリティ機能の追加も行った。
インデックス追加機能は、データベース機能である「データストア」において、データをインデックス化して扱うことができる機能。これにより検索速度が大幅に向上し、大量のデータを扱う大規模アプリでも軽快な動作を実現できる。ニフティによると、テスト導入顧客における実測値で、約2万件のデータ処理速度を約4,800分の1に短縮して行えたという。ただしこの機能は、大規模アプリ向けの料金プラン「カスタマイズプラン」契約者のみへの提供となる。
セキュリティ機能では、スマートフォンアプリからのリクエストを一部制限できる機能をAPIで提供開始した。不正な手段によるデータ登録などを防止でき、よりセキュアな環境でサービスを提供していけるという。なおSDK版は今月末に提供開始を予定する。
注意点として、これら「Unity」用SDKおよび追加の各機能を「ニフティクラウドmobile backend」の「Basicプラン」以外で利用する場合、別途利用料金が発生する。料金プランや詳しい利用方法はサービスページ等で確認を。

ニフティ株式会社 ニュースリリース
http://www.nifty.co.jp/cs/newsrelease/detail/ニフティクラウドmobile backend サービスページ
http://mb.cloud.nifty.com/SDKダウンロードページ
http://mb.cloud.nifty.com/doc/sdkdownload_unity.html