LINEからの株式発注などを実現へ!
株式会社SBI証券は12日、LINE株式会社が提供する人気コミュニケーションアプリ「LINE」のスマートフォンアプリサービスと、同社の証券サービスを連携させた新たなサービスの提供を開始することを決定したと発表した。業界初の“LINE×証券”融合サービスを実現するという。
SBI証券では、今年1月にスタートした少額投資非課税制度(NISA)を若年層の資産形成に活用してもらうべく、とくに20~30代の顧客獲得に力を入れているというが、現時点でのNISAの利用者は、投資経験のある40代・50代が中心という。
LINEは、日本国内で約5,200万人が利用するスマートフォンアプリとなっているほか、総務省公表データで、20代の約80%、30代の約65%が利用しているなど、若年層への浸透率が高い。そこでSBI証券では、LINE上で金融サービスを提供することが、この層へのアプローチに最も有効と考えたと今回の決定に関する経緯を説明している。
(画像はプレスリリースより)
19日に公式アカウントを開設予定
SBI証券によると、まず8月19日に同社のLINE公式アカウントを開設する予定で、「友だち追加」をしてくれたユーザーには、キャンペーン情報や各種サービス情報などを提供していく。
さらに9月以降順次開始するサービスとして、「LINEビジネスコネクト」を活用した株価照会、約定通知、発注サービスを挙げている。「LINEビジネスコネクト」では、顧客と個別に1対1でやりとりを行い、さまざまなサービスを提供することが可能だ。
SBI証券はこの機能を活用し、顧客ユーザーから銘柄コードの入力があった場合には、株価を通知する株価照会サービスを提供、また約定通知をLINEで受け取り可能とするほか、LINEからの株式発注も可能にするとしている。
同社ではこれらに加え、スタンプの提供なども検討しており、業界最高水準のサービスを実現すべく、今後もさらなる改善を実施し、よりよい投資環境を提供していくとした。

株式会社SBI証券 プレスリリース
http://www.sbigroup.co.jp/news/pr/2014/0812_8442.html