「どこでもスキャン計画」の新展開、全国店舗でサービス開始へ
Sansan株式会社による無料の人気名刺管理アプリ「Eight」は13日、推進する「どこでもスキャン計画」の新展開として、株式会社キタムラと提携し、全国900カ所にある「カメラのキタムラ」店舗にて、「Eight」専用の店舗預かり型・名刺スキャン代行サービスを開始すると発表した。
「Eight」は写真を撮るだけで名刺が正確にデータ化され、いつどこで名刺交換したかなどの属性によって名刺をラベリングして、グループ分け、自在に整理・検索できるようになる便利サービス。撮影した名刺のデータはオペレーターの目で読み取り確認し、手入力でデータ化するため、誤認識を防げる仕組みとなっている。電話やメールなどの連絡が素早く行えるほか、Facebookとの連携で撮影の手間を省く機能なども実装する。
「どこでもスキャン計画」は、サービスをより便利にし、普及させていくことを目指し、ユーザーのニーズを探るために同社が実施した「ビジネスパーソンの名刺管理アプリに対する意識調査」の結果で、より簡単に名刺データを取込みたいという要望が強いことを確認したため、スタートさせた環境作りの施策。
これまでにコワーキングスペースへのスキャナ設置や訪問型、郵送型など幅広い方法で、どこでも簡単に名刺を「Eight」に取込めるようにしてきた。
(画像は公式ブログ発表記事より)
3日以内に代行スキャンし返却、8月中旬に日本橋店からスタート
「カメラのキタムラ」との提携では、店舗預かり型の名刺スキャン代行サービスを実現する。ユーザーが名刺を店舗店頭で預ければ、「カメラのキタムラ」がスキャン作業を代行し、3日以内には「Eight」へのデータ取込みが完了した状態で名刺を返却するという。
Sansan株式会社では、これまで首都圏のみで展開していた名刺取込み代行サービスを、全国900カ所の店舗網をもつ「カメラのキタムラ」と共同で提供していくことにより、日本全国にサービスのカバー領域を拡大できると見込んでいる。
まず8月中旬から「カメラのキタムラ 東京・日本橋店」で実験提供を行い、9月以降、順次主要都市に実施店舗を拡大していく予定という。
ほかにも今回の「カメラのキタムラ」とのサービス提供開始を皮切りに、各所へのスキャナ設置を推進する方針で、今後2年以内には全国2万カ所に設置する予定だ。計画初年にあたる今年は5,000カ所への設置完了を目標としている。ビジネスパーソンが立ち寄る機会の多いカフェや会議室などを設置場所としていくほか、アンバサダー制度を制定し、ユーザーのオフィス、飲食店などへの専用スキャナの配布・展開も計画している。

Eight 公式ブログ 発表記事
http://contents.8card.net/blog/2014/140813.htmlEight どこでもスキャン計画
http://contents.8card.net/dokodemo_scan/