シーンに合わせ、ユーザーの気持ちに寄り添って話しかける「emopa」
シャープは10月1日、ユーザーのさまざまな生活シーンにおいて、その気持ちに寄り添ったメッセージや音声を表示・再生させる新機能「emopa(エモパー)」を開発したと発表した。この新機能は、今冬以降に発売するシャープ製スマートフォンに順次搭載していくという。
「emopa」は、同社が健康・環境家電に搭載して話題となった人工知能の「ココロエンジン」の技術をベースとして、モバイル端末向けに新開発したもので、“Emotional Partner”から名付けられた機能。端末があらゆる状況を踏まえ、その時々に気の利いた言葉でタイミング良く話しかけたり、画面表示を行ったりして、適切な情報を提供しながら、ユーザーとコミュニケーションをとる、パートナーのような存在となることを実現する。
(画像はニュースリリースより)
端末が愛着を感じられる友達のような存在に進化
シャープでは、近年、家電製品が単なる便利な道具としてだけでなく、日常生活に欠かせないものとなりつつあることを鑑み、モバイル端末もさらに愛着を感じられるものへ進化させるべきと考えて「emopa」を開発したとのこと。
この「emopa」を搭載したスマートフォンは、外出時に天気予報の情報をもとに「傘を忘れないでくださいね」とメッセージを発したり、電池が減ってくると「お腹がすきました」などと知らせてきたりするという。あらかじめ設定した自宅以外では、基本的に音声ではなく画面表示で知らせるなど、場をわきまえた機能ともなっている。
日々使用することで進化し、ユーザーの行動にさりげなくヒントを与えたり、親しみや癒やしを提供したりと、まるで感情があるかのような振る舞いを見せ、気心の知れた友達のようになっていくと説明されている。
同社では、10月7日にエモパー体験サイトをオープンさせ、機能の紹介を行っていく予定としているほか、10月7日~11日の期間、幕張メッセで開催される「CEATEC JAPAN 2014」でも実際に体験できる機会を設けるとしている。

シャープ ニュースリリース
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/141001-a.htmlエモパー体験サイト
http://k-tai.sharp.co.jp/dash/lp/emopa/emopa.htmlCEATEC JAPAN 2014 公式サイト
http://www.ceatec.com/ja/