手軽に持ち込みで「ヤフオク!」出品
ヤフー株式会社とブックオフコーポレーション株式会社(以下、ブックオフ)は22日、ヤフーの展開する国内最大級のインターネットオークションサイト「ヤフオク!」と、ブックオフによる中古本販売チェーン「BOOKOFF」が合体し、新たなリユース体験を提供するリアル店舗として、「ヤフOFF!フラッグシップストア 渋谷センター街店」をオープンすると発表した。開店は9月26日だ。
この店舗は、既存の「BOOKOFF 渋谷センター街店」をリニューアルしてオープンさせるもの。中古本を中心とした買取販売を実施するほか、新たに「ヤフオク!出品窓口」を設置する。
利用者は、この「ヤフオク!出品窓口」に出品したい商品を直接持ち込み、必要事項の記入と身分証明書の提示を行えば、出品手続きを行ってもらえる。商品が落札されれば、手数料を引いた金額が指定した金融機関に振り込まれるという。
一般的な「ヤフオク!」の出品時のように、Yahoo!JAPAN IDの取得や、「Yahoo!プレミアム」への入会、出品作業や取引成立後の発送作業などは一切不要で、手軽に“リユース体験”ができるとしている。なおこの「ヤフオク!出品窓口」は、ネット型リユース事業を手がける株式会社マーケットエンタープライズが展開するという。
自由が丘にも同時オープン!
また「ヤフOFF!フラッグシップストア 渋谷センター街店」では、Yahoo!プレミアム会員を対象に108円(税込)の本を毎月3冊まで無料でプレゼントするという特典も提供する。
さらに「BOOKOFF」が選んだおすすめの約5,000タイトルについて、商品レビューをチェックできる専用タブレット端末を店内の1階中央に設ける。本コーナーでは、この約5,000タイトルの一部が陳列されており、商品バーコードをYahoo!JAPANが提供する専用アプリで読み取れば、スマートフォンで商品レビューを閲覧することも可能とする。今後は商品レビューにとどまらず、多彩な機能を順次追加していく予定だ。
また同日の26日、自由が丘の「BOOKOFF 自由が丘駅前店」も一部リニューアルを実施し、店内に「hugall 自由が丘駅前店」として「総合買取受付窓口」を設置、オープンする。ここではブックオフグループで、オールジャンルのブランド買取をコンセプトとしたサービスを展開する株式会社ハグオールが、店内でさまざまな商品の買取を行う。買い取られた商品は「ヤフオク!」などで販売するという。
これらの取り組みは、今年4月にYahoo!JAPANとブックオフが資本・業務提携を締結したことに基づくもので、2社はネットとリアルそれぞれの強みを活かし、社会により手軽なリユース環境を構築していきたいとしている。

ヤフー株式会社/ブックオフコーポレーション株式会社 プレスリリース
http://pr.yahoo.co.jp/release/2014/09/22a/プロモーションページ
http://topic.auctions.yahoo.co.jp/promo/yahuoff/