世界初!BLE高速アクセス技術を活かしたコミュニケーションスマホアプリ誕生
写真SNSサービスの「フォト蔵」で知られるOFF Line株式会社は9日、世界でも初となる、インターネット接続不要でO2O(オンライントゥオフライン)コミュニケーションを実現するスマートフォン向けiOSアプリ「AirTalk(エアトーク)」をリリースした。Bluetooth Low Energy(BLE)高速アクセス技術を用いたもので、日本語版と英語版が用意されている。
「AirTalk」は、半径100mという近距離にいる人たちとの“そのとき、その場所”だけに限られたコミュニケーションアプリ。BLE技術にOFF Lineが独自開発した「AirBeaconテクノロジー」を活用することで、AppleのiBeaconを用いた類似アプリよりも広い距離内のユーザーと、1秒以内という約10倍の高速で相互にメッセージを交わせるようにしたという。
AirBeaconのIDを5分に1回自動変更する仕様となっているほか、メッセージ作成・送信時に暗号化を施すなど、十分なセキュリティ環境を保つことにも配慮している。Wi-Fi技術でBLEよりも大きなデータ通信を行うことが可能で、GPS対応は不要だ。
(画像はプレスリリースより)
災害時などにも有効!さらなる多言語対応とAndroidアプリ開発も進行中
他の端末とどのくらい離れているか、具体的な距離を表示させたり、端末を保有するユーザーと何度すれ違ったか確認したりすることもできる。周囲に発信したメッセージは、同時にTwitterにも配信可能だ。
自分の周囲にある店舗や施設などから、お得な情報を受信することもでき、さらにそこに居合わせている、同様の関心をもつと思われる“未来の友だち候補”と出会いやすくなるとしている。
またこの「AirTalk」は、災害時など電話やインターネットが使用できない非常事態の場合においても有用であることが期待されており、自分を中心とした半径100m内の人々に助けを求めるメッセージなどを送受信できると同時に、自分の現在位置を知らせることができるという。
OFF Lineでは今後、「フォト蔵スマホアプリ」に「AirTalk」のメッセージ機能を搭載していくほか、こうした「AirTalk」の有用性に関する啓蒙活動を展開していく方針だ。
公開された日本語版、英語版以外に中国語、フランス語、ポルトガル語版がすでに完成しており、その他の多言語対応版も順次リリースし、グローバル展開していく予定ともしている。対応はiPhone 4S以上、iPod touch 第5世代以上、iPad 第3世代以上、iPad miniのiOS 7以上で、Android版は開発中とされている。

OFF Line株式会社によるプレスリリース(アットプレス)
http://www.atpress.ne.jp/view/52271AirTalk 公式サイト
http://off-line.co.jp/airtalk/