クオンタムがリクルートキャリアの開発プロジェクトに参加
株式会社TBWA※HAKUHODO(※印は半角逆スラッシュ)は19日、同社の立ち上げた新組織である「TBWA※HAKUHODO※QUANTUM(※印は前述同様、以下クオンタム)」が、株式会社リクルートキャリアの次世代プラットフォーム統括部が開発を進めている「ケースキャン」のプロジェクトに参画したことを発表した。
「ケースキャン」は、リクルートキャリアが“はたらき方”をカクシンさせるプロダクトの提案サイト「カクシン」で紹介している新ツールで、名刺ケースがそのままスキャナにもなっているというユニークな製品。
ユーザーが名刺を入れさえすれば、内蔵スキャナが撮影を行い、企業名や名前、住所、電話番号、メールアドレスといった名刺上に記載された情報を自動でデータ化し、適切に管理することができる仕組みとなっている。スマートフォンや専用スキャナなどでの取り込み作業が一切不要となることから、ビジネスシーンを大いに効率化してくれるだろう。
「カクシン」ではみんなの「ほしい!」を製品化
取り込まれた名刺データはクラウド上で管理され、「ケースキャン」のディスプレイから検索したり、スマートフォンやPCなどとの連携でデータとして活用したりすることが可能となっている。
クオンタムは、この「ケースキャン」のコンセプト開発からプロトタイプ制作まで一貫して携わったといい、プロトタイプ制作においては、「かわいいロボットキットRAPIRO」を製作したベンチャー企業である機楽株式会社をパートナーとして選出し、共創を行ったという。
「カクシン」では、コンセプトやプロトタイプ開発の段階で、プロダクトの内容を一般公開し、人々の「ほしい!」を製品化することを目指すなど、フィードバックを開発に活かすとともに、プロダクト開発に参加するコラボ企業や、先行導入企業を募集するといったスタイルをとっている。新たなかたちのプロダクト開発プラットフォームとして、今後生まれてくるアイデアにも期待したい。
(画像はプレスリリースより)

株式会社TBWA※HAKUHODO プレスリリース
http://www.tbwahakuhodo.co.jp/news/150219「カクシン」 ケースキャン
http://kakushin.works/products/000001