磁気テープにもICチップにもこれ1つで対応!
Square株式会社は、新たに安全性の高いICクレジットカードにも対応した「Squareリーダー」を開発、10日より大手家電量販店などで予約受付を開始したと発表した。メーカー希望小売価格は4,980円(税込)で、10月1日の発売となっている。
予約を受け付けているのは、ビックカメラ、ソフマップ、コジマ、東急ハンズ名古屋店。10月1日の発売以降は、これら大手家電量販店店舗のほか、SquareのWebサイトやApple Store、Amazon.co.jpなどでも購入可能となる。
近年クレジットカードでは、安全性を高めるため、世界的にIC化が進んでおり、日本でも国内発行されるクレジットカードについて、そのすべてが2020年までにICチップ搭載タイプへ移行する予定となっている。
これに伴ってクレジットカード決済を受け付ける事業者でも、ICカードを読み取る決済端末が必要となるが、IC対応の従来型決済端末は、磁気テープ対応の従来端末にくらべてさらに高額で、とくに個人事業主や中小企業などでは、導入に大きな負担が生じるために、見送られているケースが多かった。
持ち運べるコンパクトさとリーズナブルさが魅力!
そこでSquareでは、こうした状況に対応すべく、ICチップ・磁気テープ両対応の「Squareリーダー」と対応ソフトウェアを開発、大きな費用負担のない手ごろな価格で提供することとした。
リーダーは、これまでのSquareリーダーと同様、スマートフォンやタブレット端末のイヤホンジャックに挿入して用いる、持ち運び可能なコンパクトサイズのもの。ICチップを読み取るスリットと磁気テープを読み取るスリットの2つのスリットが搭載されており、ICチップ未搭載のクレジットカードでも、スワイプで決済できる。
読み取られたカード情報は、瞬時に暗号化されるほか、情報の不正利用を防止する何重もの仕組みが施されたシステム上で扱われるものとなることから、カード決済を利用する消費者にも、事業者にも、安心して利用してもらえるという。
決済の後は、カード所有者に端末画面上で電子サインをしてもらうことで本人確認を行うというシンプルな流れはこれまでの「Square」サービスと同じで、導入も利用も簡単なメリットはそのままに、安全性を高めたとしている。
Squareでは導入を促進するため、10月31日までに、このICカード対応「Squareリーダー」での決済受付を開始した事業者を対象に、端末費用と同じ額にあたる4,980円分の決済手数料を還元するキャンペーンも実施するとしており、実質負担なくICカード対応ができるものとして注目されている。

Square株式会社 プレスリリース
https://squareup.com/jp/news/jp-emv-preorderICカード対応Squareリーダー 詳細案内ページ
https://squareup.com/jp/emv