手書きノートをデジタル化、スマートスタイルでアイデアをカタチに！

株式会社ワコムは4日、手書きノート上のデータをデジタル化し、ひらめいたアイデアを手軽に編集・共有できるものとするスマートフォリオ「Bamboo Spark」を発表した。3種類のモデルをラインナップし、10月の発売予定。対応OSはiOS 8.0／Android 4.3以降となる。

「Bamboo Spark」は、紙の上に記したアイデアをデジタルインクで素早くデータ化し、専用アプリでクラウド保存、編集したり、外部に出力したりすることを可能にする“デジアナ文具”の新製品。ちょっとした瞬間にひらめいたアイデアを気軽に、自由に書き留めておける手書きというアナログのメリットと、デジタルインクおよびクラウドのデジタルにおける利便性を兼ね備える。

会議メモや授業ノート、部屋のレイアウトを書き込むといった活用方法が提案されており、ノートに書いた内容はワンプッシュでクラウドに保存される。2.5時間のUSB充電で約8時間使用でき、書き込みに用いる専用スマートペンのインクは約3カ月使用可能という。

A5サイズのノートに、専用のスマートペンで書いた手書きの文字やイラストなどからデジタルデータを生成する仕組みで、「Bamboo Spark」の本体には、ワコム独自の電磁誘導方式「EMR（Elecro-Magnetic Resonance）」デジタイザーが搭載されており、高精度のデータ化が可能だ。

まず専用の管理ツールである「Bamboo Spark app」をBluetooth Smart対応のiOSあるいはAndroidデバイスにダウンロードして、アプリと「Bamboo Spark」を同期させる。あとは専用スマートペンでノートに書き込み、「Bamboo Spark」中央に配置された専用ボタンを押せば、データとして保存できる。オフラインでも、ノート100枚分まで本体に保存できるという。

ノートのデータは、「Bamboo Spark app」上で編集することはもちろん、ノートアプリの「Bamboo Paper」や外部クラウドサービスの「Evernote」、「Dropbox」などにエクスポートして自由に取り扱える。また、無償提供される「Wacom Cloud」にアカウント登録すれば、PCをはじめとするさまざまなデバイスから、いつでもどこでもデータにアクセスできるようになる。

ワコムのエコシステムとあわせて利用することで、より活用範囲の広がる製品となっており、本格的な編集機能でアイデアをカタチにすることをサポートする。コンテンツ整理用にWebポータルサイト「Inkspace」が設けられており、ここでデータをWILL、JPEG、PDF形式により保存できる。

発売されるモデルは、スマートフォンやペン、名刺、紙などが入れられるガジェットポケット付きの「Bamboo Spark with gadget pocket」と、タブレットも入るスリーブ付きモデル「Bamboo Spark with tablet sleeve」、iPad Air 2専用の「Bamboo Spark with snap-fit for iPad Air 2」の3種になる。

（画像はプレスリリースより）




株式会社ワコム　プレスリリース
http://www.wacom.com/ja-jp/2015/jp-1144

「Bamboo Spark」　製品案内ページ
http://www.wacom.com/products/bamboo-spark