ホットorコールド問わず、発電
先日、お湯を沸かしながらスマホの充電ができる「POWER POT」をご紹介したばかりだが(下部にリンク)、別の仕組みの温度差を利用した充電器が生まれようとしている。
Epiphany Labsが開発中の
「onE Puck」がそれ。現在、クラウドファンディングの「Kickstarter」で出資を募っている。「onE Puck」は、コーヒーなどドリンク類のコースターとして利用しながら、スマホなどの充電ができてしまうというユニークなアイデア充電器だ。
飲み物は温かいものでも冷たいものでもOK。それを「POWER POT」の上に乗せるだけで発電してしまう。これさえあれば、もうコンセントを探す必要もない。休憩中に飲み物を飲みながら充電完了だ。
再注目?スターリングエンジン利用
発電の仕組みは
「スターリングエンジン」。1800年代初期に、ロバート・スターリングが発明した熱機関。アイデアとしては新しいものではないが、温度差があれば動く仕組みでクリーン、原理的に熱効率も高いとされる。スターリングエンジンをわかりやすく解説したサイトへのリンクを下部に掲載するので、興味のある方はご参照を。
このスターリングエンジンを利用した「onE Puck」は、USBケーブル経由でスマホを充電する。温度差を利用するので、飲み物が熱いほど発電効率は上がる。iPhone、Androidはもちろん問わない。iPodの充電も可能。そのほか、デバイスは1000mA以下なら可能で、現在のところはまだタブレットやノートPCには対応していない。
しかし、Epiphany Labsのビジョンは壮大で、将来的にはコンピュータにとどまらず、家を丸ごとまかなう大きなシステムを構築したいとしている。Kickstarterでの目標額は10万ドル。閉め切りは4月6日で、現在、7万ドルを超える出資を集めている。商品化に期待したい。なお、「onE Puck」のデモビデオを下部に転載するので、ご参照を。

Kickstarter:Epiphany onE Puck
http://www.kickstarter.com/projects/epiphanylabs/スターリングエンジン(小林義行氏によるサイト)
http://members.jcom.home.ne.jp/kobysh/stirling/ネットベンチャーニュース:お湯を沸かしながらスマホに充電!「POWER POT」 非常用充電器としても活躍
http://www.netventure-news.com/news_bcnzCOz5DE[これは便利!コースター型充電器「onE Puck」]