携帯式のオペレーションシステム
携帯のUSBメモリはたくさん見かけるが、Mashable.comは、オペレーションシステムそのものがリストバンドに収まってしまったStormFlyを2月14日に紹介している。
学生のために開発
そのカラフルでユニークなデザインのリストバンド「StormFly」はオープンソースのLinuxを搭載しており、MacでもWinでも、つなげると直ちにそのオペレーションシステムに合わせてすばやく動作する。まさに持ち歩くことのできるオペレーションシステムだ。
もともとクラウドサービスの代替として発案されたものだが、お気に入りのゲームやよく使うアプリケーションはPCに保存されるため、それらのアプリケーションをどのPCからでも操作ができるよう軌道修正され、装着できる(つまり持ち運びのできる)リストバンドとして誕生することになった。
届いてすぐにMacでもWinでも使えるのが魅力であるため、この製品のターゲットはコンピューターを共同で使用する環境にあるユーザーのようであるが、もともとは学生を対象にしたものだ。というのも、生徒個人のオペレーションシステムを隔離することにより、生徒が無防備にダウンロードをしたファイルが全体のシステムを感染させる事態を防ぐという目的があったからだ。しかし、学生に限らずとも、個人が使いやすく整えたオペレーション環境を持ち歩き、使用するPCを気にしなくてよいのはかなりの強みである。
オペレーションシステムの保存だけでなく、USBメモリのように使用することももちろん可能だ。その場合はパスワードの設定ができる。さらに、年間20ドルのバックアップサービスを利用すると、手持ちのStormFlyをなくしてしまった場合、同社は24時間以内にバックアップし、代わりのリストバンドを発送するサービスも行っている。
キックスターターで59ドルから予約ができる。4月より発送予定。

StormFly
http://stormfly.nowcomputing.comMashable
http://mashable.com