9歳の少女が企画するゲームに資金
「スマートウォッチのペブル」や「3Dペン」をはじめ、コンピューターゲームやインディーズ映画、音楽、漫画などの幅広いジャンルでのクリエイティブなプロジェクトを支援するための資金の調達をしているKickstarter(米)が、9歳の少女が企画するゲームに10,000ドルの資金を集めたと、The Next Webが22日に伝えた。
希望の金額は829ドルだった
アメリカ、メリーランド州在住の9歳の少女は、Towson大学で開催される「RPG STEM Camp」というゲームファンが集う集まりに参加し、そこでゲームの構築をする目論見だった。そのため、参加費用として「829ドル」を集めたいと考えていた。最低応募資格の18歳に満たないため、彼女は母親の名前を借りた。しかし、たったの1日で600人もの支援者が、彼女の企画に支援をし、なんと10,000ドル以上の寄付が集まってしまった。
彼女はRPGゲーム「for kids like me(私みたいな子どものための(ゲーム)」を考案中であり、バイオレンスや乱暴な言葉などは一切登場しない。子供が遊んでも安全で、それでいて「Cool(かっこいい)」ものにしたいという。しかし、ゲームにはバトルの要素が含まれるらしく、それでもグループのメンバーが皆で助け合って危機を乗り越え、誰も死ぬことのないゲームになるそうだ。どのプラットフォームになるのかは未定だ。
STEMの関係者たちはこれを機に、女性の参加者が増えてくれればと望んでいる。
Kickstarterは同社のサイトで、一般大衆から多くの分野において寄付金を集めることに成功している。分野は幅広く、アートやダンス、ファッションや、出版、演劇までさまざまである。プロジェクトの計画者は、目標の金額をいつまでに集めたいのかをあらかじめ発表しておく必要があり、未達成の場合は資金を得ることはできない。

The Next Web
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