6月11日からAppStoreで公開中
2013年6月12日-独立行政法人 情報通信研究機構は、文字と音声で聴覚障がい者との円滑なコミュニケーションを支援するスマートフォン及びタブレット端末用無料アプリ「こえとら」を開発した。ろう学校での実証実験を経て、6月11日からApp Storeで公開されている。
聴覚障がい者とのコミュニケーションを円滑に
聴覚障がい者にとって、健聴者とのコミュニケーションの手段は主に手話か筆談。手話のできる人は少ないため、手話通訳者が必要となる。筆談でのコミュニケーションも、都度間があいてしまい、容易ではない。
聴覚障がい者が文字入力した文を合成音声で再生。健聴者が音声入力した文を文字で表示する。よく使う文は定型文として登録済。利用者自身が頻繁に使用する文を追加登録可能。文字入力の手間が省かれる。
文字だけでなく、絵や地図の利用も可能だ。両者の円滑なコミュニケーションが可能となる。
災害時の支援等にも役立つ機能の拡張を行う予定。2014年の公開を目指している。
独立行政法人 情報通信研究機構について
旧通信総合研究所と旧通信・放送機構が統合し、独立行政法人情報通信研究機構として発足。1896年10月研究開始。情報通信分野を専門とする唯一の公的研究機関。豊かで安心・安全な社会の実現と情報通信技術の研究開発を推進している。

聴覚障がい者支援アプリ “こえとら” をApp Storeに公開
http://www.nict.go.jp/press/2013/06/12-1.html独立行政法人 情報通信研究機構
http://www.nict.go.jp/