山と渓谷社からiPhone向けに
株式会社山と渓谷社が、iPhoneで閲覧できる無料の登山地図アプリケーション「ヤマケイ登山地図ビューア」に対応する地図として、16日「富士山」をリリースした。App Storeで取り扱われている。
地図は、佐々木亨氏の著作『登れる!富士山』をベースに作られたもので、同氏は毎年刊行されている『富士山ブック』の取材で、2003年から毎シーズン各コースの実踏調査や撮影を行っており、その地図の正確さ・緻密さには定評があるという。
リリースされた「富士山」地図は、これに2013年度の情報をアップデートしてiPhone用に再現したもので、ビューアアプリにダウンロードしておくと、圏外であっても閲覧・利用が可能となっている。
(画像は富士山イメージ写真)
世界遺産登録記念!期間限定特別価格で提供中
登山地図閲覧アプリビューアの「ヤマケイ登山地図ビューア」は、iPhoneのGPS機能を利用し、専用の登山地図上に現在地を表示したり、実際に歩いた軌跡を保存記録したりすることができるアプリ。コンパス機能も搭載されており、地図と重ね合わせて、コンパスを表示することもできる。コンパスの北と地図における北が一致すると、赤いラインが表示されるので、地図と実際の地形との対応状態を一目で確認可能だ。
アプリの対応はiOS4.3以降で、サンプル地図として北八ヶ岳・白駒池周辺がプリインストールされている。今回リリースされた「富士山」などの対応地図は、このアプリ内で購入する仕組みとなっている。
「富士山」登山地図は、通常450円で提供するというが、世界文化遺産登録を記念し、8月15日までの期間中であれば、170円の特別価格で購入できるそうだ。不十分な準備での安易な登山は避けるべきだが、世界文化遺産に登録されたことで、富士登山に興味を抱いている人は多くなっていることだろう。安全な登山をサポートする便利アプリ地図となっているので、関心のある人は一度チェックを。

山と渓谷社 ニュースリリース
http://www.yamakei.co.jp/news/release/App Store : ヤマケイ登山地図ビューア
https://itunes.apple.com/jp/app/yamakei