ファストメディア社との提携で提供開始予定
ヤフー株式会社は1日、スマートフォンアプリの作成サービスを提供するファストメディア社との業務提携を締結したことを発表した。この提携により、ヤフーはファストメディアからスマートフォンアプリ作成ツールのOEMを受け、アプリの簡単作成ツール「Yahoo!アプリエンジン」サービスの提供を開始するという。「Yahoo!プロモーション広告」からアナウンスされており、開始時期は9月初旬を予定している。
とくに、マーケティングにスマホアプリを活用したい企業を対象としており、制作費や維持費などの高いコスト、プログラミング知識や複数のOSに対応した継続的運用など必要とされるスキルやナレッジの高さなどから、導入に踏み切れなかった企業へのソリューション提供と位置付けている。
テンプレートのなかからチョイスするだけなど、簡単にスタートできる!
「Yahoo!アプリエンジン」では、豊富に用意されたテンプレートのなかから、アプリに欲しいさまざまな機能をドラッグ&ドロップして選んでいくだけで、簡単にアプリの作成ができるという。iPhoneアプリ、Androidアプリのいずれの制作も可能で、アプリ申請も代行してもらえる。
プッシュ通知や各種SNSとの連携機能をサポートするほか、動画アップロードや電子書籍化などにも対応する。さらに将来的には、Yahoo!ウォレット等と結んだ決済機能やYahoo!地図の提供、Yahoo!タグマネージャーSDK対応によるアクセス解析機能など、自社が運営するYahoo! JAPANのサービスの一部を追加できるプラグインの提供も視野に入れているという。
ヤフーでは、すでにスマホサイト作成支援サービスの「スマホサイトビルダー」や、パソコン・スマートフォン等のタグ管理サービス「Yahoo!タグマネージャー」などの提供を発表しているが、さらに今回の提携と新サービスで、専門知識がなくとも、簡単にスマホアプリを提供でき、事業者がユーザーとのコンタクト機会を拡大できるようになるとしている。
なお、利用には一定額の月額費用がかかる。詳細は後日発表となっているので、利用希望者は続報をチェックしてほしい。

ヤフー プレスリリース
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