インフォセックを共同経営体制に
日本電気株式会社(NEC)と三菱商事株式会社、株式会社インフォセックは2013年12月25日、NECが三菱商事の保有するインフォセックの株式を60%取得することにより、2014年2月からNECと三菱商事による共同経営体制とすることで合意したと発表した。
インフォセックは、三菱商事が100%出資している子会社で、セキュリティマネジメントコンサルティング、セキュアテクノロジーコンサルティング、セキュリティシステム構築、マネージドセキュリティサービス事業など、幅広く情報セキュリティ関連分野のサービスを展開している。
サイバーセキュリティサービス分野を強化、日本を代表する情報セキュリティ事業会社へ
近年、標的型攻撃を中心としたサイバー攻撃による被害が急増している。攻撃対象も一部の大企業や公的機関にとどまらず、中小規模組織にまで及んでおり、あらゆる場で情報セキュリティ対策の強化に対するニーズが高まっている。
一方で、セキュリティ対策に関する企画・立案から脆弱性診断、システムの設計・構築・運用監視などまで、総合的にその専門的技術を活かし、適切なサービスを提供できるような事業者は不足している。
こうした状況を背景に、NECと三菱商事では、今後とくに成長が期待される、このサイバーセキュリティサービス分野を強化することによって、インフォセックのサービスの両輪であるコンサルティングサービスとシステムソリューションサービスをさらに充実させ、日本を代表する情報セキュリティ事業会社となるよう目指していくことにしたという。
3社はこの合弁事業で、インフォセックの保有するセキュリティ事業基盤とトップレベルのセキュリティコンサルタント・エンジニア、三菱商事の持つ事業マネジメント力とグローバルな情報収集力、官公庁等へのセキュリティ対策ソリューションを提供し培ってきた、NECのプロジェクトマネジメント力と同社のセキュリティ専門組織(サイバーセキュリティファクトリー)が有する最新のノウハウを融合し、インフォセックの機能のさらなる強化を図るとしている。

日本電気株式会社 プレスリリース
http://jpn.nec.com/press/201312/20131225_02.html株式会社インフォセック
http://www.infosec.co.jp/