内線通話クラウドサービス、通話コスト削減に
日本電気株式会社(NEC)は4日、スマートフォンを活用し、企業の内線を社内外で利用可能とする、新しいクラウドサービス「NUVERGE どこでも内線サービス」の販売を開始した。
外出先や自宅といった社外からでもスマートフォンによる内線通話を可能にするという。オフィスで使いなれた内線番号を用い、いつでもどこでも、タイムリーに通話でコミュニケーションをとることができる。
またこのスマートフォンによる内線通話は、パケット通信を利用したものであるため、通信キャリアの定額データ通信プランを選択しておくと、新たな通話料金が発生せず、コストの削減も図れるとしている。外線通話料は、スマートフォンからでも企業内の固定電話発信と同等になるという。
(画像はプレスリリースより)
電話機をスマートフォン1台に集約!コスト削減、スピードアップ
内線の保留や転送、ユーザ以外への着信をユーザが代理で応答するピックアップ機能などをスマートフォンで利用できるため、オフィス内外で使用する電話機をスマートフォン1台に集約することが可能だ。対応する通信環境も、LTE/3G/Wi-Fiと幅広い。
スマートデバイスを活用した業務上のコミュニケーションや情報アクセスをいつでもどこでも可能なものとし、コストを削減しながら、ビジネスの効率化・スピードアップを実現することは、現代にあって不可欠なものとなりつつある。この「UNIVERGE どこでも内線サービス」は、そうしたニーズに応えるものであるとともに、個人のスマートデバイスを活用する、いわゆるBYODも対象とし、少ない投資でのモバイルワーク、在宅勤務といった、新たなワークスタイルの構築もサポートするものといえる。
サービスは、NECのコミュニケーションサーバー「UNIVERGE SVシリーズ」または「UNIVERGE 音声サービス」とスマートフォン用ソフトフォン「UNIVERGE ST400シリーズ」を組み合わせることで利用できる。価格は10ユーザで月額8,500円(税別)から(別途初期設定費用が必要)。サービス開始は2月24日を予定する。
なお、この新サービスの販売開始に併せ、ビジネスに必要な文書や動画などのコンテンツを、オフライン環境でもスマートデバイスでセキュアに利用することができるクラウドサービス「UNIVERGE どこでもコンテンツサービス」もリリースしている。

日本電気株式会社 プレスリリース
http://jpn.nec.com/press/201402/20140204_01.htmlUNIVERGE どこでも内線サービス
http://jpn.nec.com/univerge/live/naisen/