楽しみながら適切な利用方法を学べる「じゃすがんの大冒険」
一般社団法人ソーシャルゲーム協会(JASGA)は28日、スマートフォンや携帯電話の安心・安全な利用啓発を目的に、小学生向けの啓発アプリ「じゃすがんの大冒険」を開発、配信を開始したと発表した。現在Android向けアプリで無償公開されており、iOS向けアプリは近日公開予定という。
「じゃすがんの大冒険」は、遊びながら利用の危険性や注意点を学ぶことができるもので、はじめてスマートフォンやインターネットに接する子どもでも、スムースにITリテラシーを高め、正しく安全に利用していけるように配慮されているという。
(画像はプレスリリースより)
分かりやすい表記と易しい設計
内容は、全5ステージでの構成。個人情報の公開の危険性、課金時の注意点、誹謗中傷に対する対応方法、他サイトへの誘導の際の注意点、各ステージで学んだことの再確認の5つからなる。
基本的にひらがなを用い、漢字にはふりがなを付すなど、小さな子どもでも分かりやすい表記となっているほか、ステージ難易度もあえて易しく設計されているので、ソーシャルゲームやSNSを使用し始める前の段階で、適切な使用法や利用上の注意点を自然に身につけることができる。
JASGAの発表によると、内閣府の2013年5月の青少年調査で、自分専用の携帯電話をもっている小学生は24.1%、中学生は46.2%となっており、この比率は年々上昇しているという。こうした利用開始時期の低年齢化にも伴って、昨今スマートフォンや携帯電話をめぐる、児童や青少年に関わる社会的問題は多数生じている。
JASGAでは業界団体として2012年11月の設立以来、ソーシャルゲームに対する自主規制や、青少年を対象とした啓発活動、カスタマーサポート品質向上のための活動などを推進してきたが、今後はこの「じゃすがんの大冒険」も活用し、より安心・安全なネット利用につながるよう、努めていくとしている。

ソーシャルゲーム協会(JASGA) プレスリリース
http://jasga.or.jp/cms/wp-content/uploads/2014/01/Google Play : じゃすがんの大冒険
https://play.google.com/store/apps/details