Microsoftアカウントがあれば誰でも使える!
米Microsoftは20日、Webブラウザーから無料で利用できる「Office Online」を公開した。Microsoftアカウントさえあれば、誰でもOfficeの主要機能を利用できるもので、新ドメインとなる「Office.com」で公開されている。
(画像は公式ブログより)
これまでオンライン版Officeとして提供されてきた「Office Web Apps」の名称が変更されて「Office Online」となったもので、主な機能上の変更はない。
発表によると、よりMicrosoftのオンラインエクスペリエンスを利用できるサービスであることがダイレクトに伝わるようにすることを狙った名称変更であるという。これまでの「Office Web Apps」では、“Apps”という単語が含まれていたため、インストールが必要なのか、Windowsストアで購入できるのかといった質問が寄せられるなど、誤解を生じさせてしまうケースも多かったそうだ。こうしたユーザーからの声を受け、オンライン版のOfficeとして分かりやすいよう「Office Online」と名付けたとされている。
また、これまで、単純に見つけにくいためにこのサービスの提供自体を知らず、利用していなかったというユーザーも少なくないため、新ドメインの「Office.com」ページを設けたとも説明している。
共有・共同作業が簡単になってより使いやすく進化
すでにオンライン版Officeを利用しているユーザーは、今まで通り使用することができる。最近、リアルタイム共同編集機能が追加され、共有・共同作業が簡単に行えるようになり、より進化したサービスとなっている。
Wordオンライン、Excelオンライン、PowerPointオンライン、One Noteオンライン、カレンダー、OneDrive(旧SkyDrive)がWebアプリケーションとして用意されており、Microsoftアカウントでログインするだけで、誰でも自由に利用できる。ドキュメントの作成や編集、共有、リアルタイムでの共同編集などが可能だ。このOffice Onlineのドキュメントを、オフラインのOffice 2010またはOffice 2013で開いてから作成・編集を行うこともできる。
今回の「Office Online」公開に合わせ、オンライン上にWord、Excel、PowerPointのテンプレートも用意され、簡単なドキュメント作成をすぐに行えるようにもなった。
(画像は公式ブログより)
さらにこの更新で、Office、OneDrive、Outlook.comを使用し、共有・共同作業をより簡単に行えるように、各製品の密接な連携が図られている。1つのアプリスイッチャーにWordオンライン、Excelオンライン、PowerPointオンライン、One Noteオンラインが含まれるようになり、メールやストレージ、ファイルなど、作業の対象とするものを簡単に切り替えることが可能だ。移動もスムースに、効率よく作業できる。以前から利用してきたユーザーも、これから利用する人も、ぜひ活用を。

Microsoft Office 公式ブログ 発表記事
http://blogs.office.com/2014/02/19/Microsoft Japan Office 公式ブログ 発表記事
http://blogs.technet.com/b/microsoft_office_/archive/Office Online
https://www.office.com/start/default.aspx