3月より日本を含む世界6カ国で開始
LINE株式会社は26日、同社が運営する無料通話・メールのメッセージングアプリ「LINE」のiPhone版、Android版において、国内外の固定電話や携帯電話などの電話番号に発信し、低料金で通話ができる新サービス「LINE電話/LINE Call」を2014年3月より提供開始すると発表した。日本、アメリカ、メキシコ、スペイン、タイ、フィリピンの世界6カ国で展開するという。
この「LINE電話/LINE Call」により、LINEユーザー間のみならず、家庭や店舗、オフィスなどの一般固定電話やLINE登録を行っていない携帯電話への低料金通話が可能となる。利用はLINEのiPhone版、Android版を登録しているユーザーであれば誰でも可能で、特別な初期設定なども必要ない。クリアで途切れにくい高音質で、端末の音声通話と同様に使えるといい、LINEユーザー同士の無料通話機能と併せ、使い分けによりさまざまなシーンで活用できるとしている。
(画像はプレスリリースより)
誰でも簡単・低料金、国内・海外、固定・携帯を問わない通話を実現
発信する際は、電話番号をキーパッド入力するか、端末内の電話帳情報および通話履歴から発信先を選択すればよい。また店舗や施設を中心とした、日本国内650万件を超える電話番号データベースから、位置情報やカテゴリー、キーワードなどによって、発信先を検索し、そのなかから選択して発信することも可能という。
着信先には、発信元の電話番号などが表示される。ただし着信側がNTTドコモ端末の場合、非対応となっているため、「通知不可能」もしくは「非通知」の表示になる。
サービス利用においては、初期費用や月額基本料金などは発生せず、通話料金のみが請求される。通話料金は、日本の一般固定電話への通話で業界最低水準の1分2円から、携帯電話への通話は1分6.5円からとなっている。海外への発信でも、アメリカや中国への通話は固定・携帯ともに1分2円からと、低価格に設定されている。なお、サービス対象国となる6カ国の端末からであれば、対象国以外も含めた世界中の固定・携帯回線に電話をかけることが可能だ。
料金支払いには、通話分を事前にチャージして購入する「コールクレジット」と、30日間(上限60分)利用できる「30日プラン」のいずれかを選択することができる。またAndroid端末からは、LINEコインを使用しての通話も可能となっている。
サービス開始を記念し、一部の店舗や施設など約130万件に無料で電話がかけられる期間限定のキャンペーンが実施されるほか、2月27日公開予定のLINE電話公式アカウントの友だち登録者先着10万人に、通話に使用できる100円分のクレジットをプレゼントするキャンペーンも展開される。

LINE株式会社 プレスリリース
http://linecorp.com/press/2014/0226692LINE電話 サービス案内ページ
http://line.me/ja/call