新規タブにスポンサー広告を表示
米Mozillaは現地時間11日、ブラウザーへの広告表示を検討していることを明らかにした。「Directory Tiles program」と命名されたプロジェクトで、まずはFirefoxの新規ユーザーに限定し、新規タブにスポンサーコンテンツの表示を開始する。
Mozillaでは、これまでこうしたあらかじめ用意されたコンテンツの提供は、広告を含め、行ってこなかった。プロジェクトを開始するにあたっては、ユーザーのコンテンツ体験をより改善すること、利便性を向上させることも目的のひとつであるとしている。
(画像は公式ブログ発表文より)
新規タブにケースに応じたコンテンツをタイル表示
新たに新規タブにタイル表示されるようになるスポンサー広告コンテンツには、スポンサーが提供するものであることが明示され、どういった性質のものであるかが分かるようになっている。
表示コンテンツの種類は場合によって異なり、Mozillaのエコシステムによるもの、特定の地域において高い人気のあるWebサイト、ユーザー体験向上に寄与するMozillaのビジョンとも合致する厳選されたパートナーからのコンテンツになると説明されている。またこうした広告表示を開始することは、Mozillaとして信頼と透明性を確保しながら、インターネットをより良いものとすること、ユーザーに楽しんでもらえる、新たな価値を持続して提供していくものとなると考えていることも強調された。
Mozillaでは、今後この新プロジェクトについて、さらなる情報の提供をこの公式ブログを通して行っていくとしており、追加発表の内容も注視される。

Mozilla's Content Services team 公式ブログ 該当記事
http://blog.mozilla.org/advancingcontent/2014/02/11/