ソースコードの検索・貼り付け機能搭載
米Microsoftは現地時間の17日、Visual Studio 2013におけるソースコードの検索および貼り付け機能を搭載する拡張機能「Bing Code Search for C#」を公開した。提供は無償で行われている。
開発者はこれまでソースコード検索を行うには、いったんIDEから出て、ブラウザーで検索し、見つけたソースコードサンプルをコピーし、修正を施したうえでペーストするといった作業をとらなければならなかった。
(画像はいずれも公式ブログ発表記事より)
作業効率は60%以上アップ!
しかしこの拡張機能を用いることにより、こうした手間を省くことができる。まず、やりたいことを英語入力すると、Bingがソースコード検索を実行。ここでは、現在のプロジェクトの種類や使用しているコンパイラといったメタデータが情報として利用されているため、最適なソースコードのサンプルを候補表示することが可能な仕組みとなっているという。検索の対象となっているソースコードレポジトリーはMSDN、StackOverflow、Dotnetperls、CSharp411。
検索結果のサンプルは、変数名などが必要に応じ、すでに変更された文脈に合う状態となっているため、よりそのままのかたちで、簡単に利用できるものであり、修正の手間やミスも大幅に削減できるとしている。
Microsoftの発表によると、こうした効果が得られるため、この拡張機能を用いれば、同じ作業でその効率を60%以上向上させることが可能となっているという。
この新技術は実質的にWeb全体で活用できる。現段階での対応はC#のみだが、Microsoftでは、他言語への対応も検討している。

The Visual Studio Blog 発表記事
http://blogs.msdn.com/b/visualstudio/archive/2014/02/17/Bing Code Search for C#
http://visualstudiogallery.msdn.microsoft.com/a1166718