サービスアダプターをつなぐだけ!料金もリーズナブル
ニフティ株式会社は10日、同社が提供するクラウドサービス「ニフティクラウド」より、オフィスなどの拠点にあるネットワークに、小型の専用機器(サービスアダプター)をつなぐだけで導入・利用できるものとなる新VPNサービス「シンプルVPN」を発表した。同日より提供を開始している。
「シンプルVPN」は、暗号化されたセキュアな通信、IPsecによるVPN接続を提供するサービスで、利用者はサービスアダプターをつなぐだけで設定・利用できる。L2VPNを採用していることから、IP以外のプロトコルも利用可能だ。
導入しやすいリーズナブルな利用料金も魅力で、「ニフティクラウド」とのセキュアなデータ連携や拠点間のファイル共有などを、最低限のコストで実現することができるという。これまで、導入コストや初期設定にかかる手間がネックとなって、VPNの導入を見送ってきた企業などにもおすすめとされている。
(画像はニュースリリースより)
4つのサービスがネットワークをしっかりサポート
提供されるサービスとしては、「ニフティクラウド」とサービスアダプターが設置された利用者の拠点を同一ネットワークとして接続できるものとする「クラウド接続サービス」、利用者の拠点間を接続する「拠点間接続サービス」、外出先や遠隔地などの外部ネットワークからPCやスマートフォンなどモバイル端末などで拠点内機器に接続できる「リモート接続サービス」、そして拠点内のネットワークに接続されている機器一覧を参照し、一括管理できる「デバイス管理サービス」がある。
基本料金は、初期費用が1台16,000円(税抜)、月額料金が1台あたり2,000円(税抜)。各サービスの利用料金は、クラウド接続サービスと拠点間接続サービスが都度料金として1件あたり5,000円(税抜)、月額料金は無料、リモート接続サービスは1つのリモート接続アカウントにつき、月額1,000円(税抜)となっている。デバイス管理サービスは無料で利用可能だ。
ニフティでは、今後も顧客の声に基づき、さまざまな利用シーンに応じて選択できるネットワークサービスの拡充に努めていくとしている。

ニフティ株式会社 ニュースリリース
http://www.nifty.co.jp/cs/newsrelease/detail/シンプルVPN サービス案内ページ
http://cloud.nifty.com/service/svpn.htm