ナンバープレートを隠すことで実現
2020年10月28日、glafit株式会社(以下、グラフィット)は、和歌山県で検証していた、普通自転車と電動自転車へ相互に切り替えられる、ハイブリッド自転車の実証実験が完了したと発表した。
ナンバープレートを常時取り付けることになるが、普通自転車として漕ぎながら乗る場合は、ナンバープレートを隠す。逆に電動自転車として漕がずに乗る場合は、ナンバープレートを見えるようにすることで道路交通法に対応する形を取っている。
現行の道路交通法では、漕がずに進むことが可能な電動自転車は、普通自転車とみなされず、そのまま歩道を乗ると違反となり、指導されることになっており、違反であることを知らない利用者も増えている。
自転車は遅くて危ない、というイメージがある
自転車は免許無しで乗れる乗り物であるが、現在では車道を走ることがルールとしてあり、速度の遅い自転車が車道を走ることは、車の運転者から見れば”危ない”と感じることが多い。
このような場合、電動自転車としてある程度のスピードを出した状態で、車道を走れば危険性が減ると考えられている。
近年、都市部での車による渋滞問題の緩和に、自転車を有効に活用しようという動きがあるが、自転車にも欠点があり歩道でも車道でも走れるようにできないか、との考えがあった。
また、近年社会問題になりつつある、高齢者の運転に関しても、免許返納の動きを加速させるために有効であるという考えもある。
(画像はプレスリリースより)

glafit株式会社
https://glafit.com/news/pr20201028/