2020年12月12日から14日間の間に設定
株式会社Synspectiveは、2020年11月25日、自社初の実証衛星である小型SAR衛星『StriX-α』の打ち上げ日程を発表した。
同社は、衛星データビジネスの展開を目指している宇宙スタートアップ企業。『StriX-α』の打ち上げ予定日は、2020年12月12日から14日間の間に設定されており、最終的な日時は日が近くなった段階で確定される。
衛星観測データを活用した事業を展開
株式会社Synspectiveは、衛星による観測データを活用したワンストップソリューション事業を展開すべく、2018年2月に設立された。以来、独自の小型SAR衛星によって高頻度観測を可能にする衛星群の構築を推進。衛星から得られるデータの販売や、データを活用したソリューションの提供を図っている。
今回同社が打ち上げる『StriX-α』は、日本政府が主導する研究開発推進プログラム『ImPACT』の成果を応用する形で開発された小型SAR衛星。地上分解能は1m~3mで観測幅は10~30kmとなっており、単偏波データの取得を行う。従来の大型SAR衛星と比べて約1/10にまで軽量化を実現した点も特徴である。
広範囲・高頻度の地上観測を目指す
『StriX-α』は、小型衛星専用ロケット開発会社・Rocket Lab社が保有するニュージーランド・ マヒア半島の発射場から打ち上げられ、高度500kmの太陽同期軌道へ投入される。打ち上げ日には、オンラインイベントの開催も株式会社Synspectiveは予定しているという。
同社は今後、『StriX-α』に続く実証機『StriX-β』の打ち上げも2021年に予定。最終的には、30機の衛星群による広範囲・高頻度の地上観測を実現するとしている。
(画像はプレスリリースより)

Notice regarding launch schedule for our first small SAR satellite - 株式会社Synspective
https://synspective.com/Synspective自社初の小型SAR衛星打上げ予定日に関するお知らせ - PR TIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/