健康データを集め分析し、アドバイスに活用
2020年12月25日、妊婦に特化したデータ収集サービスを行う、京都大学発のベンチャー会社である、株式会社Famileaf(以下ファミリーフ)の設立が発表された。
PHR(Personal Health Record)を活用したサービスを展開する会社で、スマートフォンを活用し、妊婦における日々の健康状態を把握しサポートする。
サービス内容としては、日々の健康データ収集と心身状態の分析、かかりつけ医へのデータ共有、出産準備の体制づくりが挙げられ、妊婦の心と体の両面からケアを行う。
高齢出産が増えている背景
現在の妊婦の約3割は、35歳以上であり出産が高齢化傾向となっている。より高齢になれば、出産時のリスクや妊娠に伴う合併症の可能性が高まるため、より慎重に対応しなければならない。
これらの懸念を早期から兆候の把握をすることで、適切な対応が可能となり、り患リスクを低減することが可能になる。
なお、近年出産や育児の悩みなどの相談がしにくく、孤立した結果うつ病を発症する事例も増えており、サポート体制の充実が重要であるとの考えに至っている。
今後は、発展途上国での運用も視野に入れ、世界に展開する計画である。
(画像はプレスリリースより)

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