国立機関と東大が協力支援
2021年3月11日、国立がん研究センターと株式会社東京大学エッジキャピタルパートナーズが共同で、がんに関連した医療系ベンチャーを経営面と設備面から後押し支援すると発表した。
支援プログラムは、「NCC Venture Incubation Program」と名付けられ、国立がん研究センター東病院と東京大学エッジキャピタルパートナーズ(UTEC)協力のもと、2021年4月より開始し1年間の支援を受けられる。
なお、3月12日には、このプログラム開始に関し説明会が行われた。
医療系ベンチャーの課題は、資金と治験
近年増えている医療系ベンチャー企業であるが、課題としては、資金不足と治験設備の面で悩みを抱えやすいとされる。
前者は、開発に際し資金が必要になるが、資金調達の遅れが開発遅れに直結するため、遅れが生じないようにする。
後者は、シミュレーション等の検証を行う、臨床研究や治験について、設備などの様々な課題に対してサポートを行う。
なお、資金や設備面からベンチャー企業としての活動が滞ることは望ましくないため、このような支援プログラムが今後も増えていくと考えられる。
(画像はプレスリリースより)

国立がん研究センター
https://www.ncc.go.jp/