山梨大学第1号ベンチャー
2021年3月10日、国立大学法人山梨大学(以下 山梨大)は、ベンチャー企業である「ダイバーテクノロジー株式会社」の設立を発表した。
この会社は、山梨大初のベンチャー企業であり、山梨大学工学部機械工学科教授である、岡澤重信氏を代表者としている。
なお、2021年3月17日には、山梨大甲府西キャンパスにて、称号授与式が予定されており、期待が高まるものとなっている。
次世代自動車造りに役立つ
ダイバーテクノロジー株式会社は、岡澤重信教授自身が研究した「デジタルシミュレーション設計技術」の次世代自動車への実装を目的としており、安全に関するものづくり革新を目指すものである。
事業内容は、コンピュータシミュレーションによる製品評価と新規格値の設定、ものづくり効率化提案、技術を生かした人材育成と指導となる予定。
なお、具体的には、自動車の各部品の性能が人体に与える影響度を、デジタル人体モデルを使って検証するものであり、部品強度だけでなく事故により人の受ける外傷程度までも評価することが可能となる。
現在行われている自動車の衝突試験は、実際に車同士を衝突させる、障害物をぶつけるなどの実試験で行っているが、将来はシミュレーションで代用可能になると期待される。
(画像はプレスリリースより)

山梨大学プレスリリースPDF
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