航続距離が現在の約10倍に
2021年2月17日、兵庫県姫路市のベンチャー企業であるYamada Power Unitは、ドローンにおける飛行時間を約10倍にするパワーユニットの開発に成功したと発表した。
ガソリンエンジン+電気モーターのハイブリッド方式を採用することで、従来のバッテリーのみのドローンよりも長くなり、最大3時間の飛行を可能としている。
今までのエンジンのみ、もしくはモーターとバッテリーのみでの航続距離を考慮すると、駆動方式を見直す機会になりそうだ。
エンジンを発電機として搭載
このパワーユニットは、エンジンとモーターのハイブリッドであるが、駆動はモーターのみであることが特徴である。
つまり、エンジンは発電機として使用するだけで駆動には関与せず、そこで得た電力でモーターを駆動することで、飛行を行うものである。
なお、ハイブリッドにしたことによる重量増加が懸念されるが、重量は6.6kgと軽量化され、出力は3500Wと高出力を実現。
飛行時間が長くなり、航続距離がのびることにより、遠距離である山岳地帯や離島へ、無補給での物資運搬が可能になり、緊急時の物流に貢献すると考えられている。
(画像はプレスリリースより)

Itmedia
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