自然言語処理AIの共同研究を行う
株式会社WhiteBoxは、2020年8月3日、株式会社Linferと共同研究を開始したと発表した。
WhiteBoxは、システム・ソフトウェア開発におけるプラットフォーム事業を展開する企業。Linferは、AI研究を行う京都大学発のベンチャー企業。両社は、自然言語処理AIの共同研究を行うべく、同年8月1日付で業務提携契約を締結している。
検索機能の向上やマッチングの正確性向上を図る
WhiteBoxは現在、1万3000名を超えるエンジニアが登録するプラットフォームを運営している。このプラットフォームについて同社は、適切なエンジニアを検索する機能に課題があると判断。この課題解決が、SI業界における多重下請け構造の解決にも繋がると考え、Linferと共同研究を開始するに至った。
Linferは、京都大学学術情報メディアセンター・森信介教授が技術顧問を務め、自然言語処理を中心とするAIの研究を行っている。今回の共同研究では、Linferが持つ高度な知見を活かし、WhiteBoxが運営するプラットフォームにおける検索機能の向上やマッチングの正確性向上などが図られる。
SI業界における多重下請け構造を解消へ
SI業界における多重下請け構造についてWhiteBoxは、クライアントがエンジニア選出の効率性を重視するため引き起こされていると考える。多くの会社との契約を通したエンジニアのアサインが行われ、そのため実際にエンジニアに渡る報酬が減少するなどの弊害が生じていた。
こうした問題についてWhiteBoxは、AIベンチャーであるLinferとの共同研究によって、解消を目指すとしている。
(画像はWhiteBoxの公式ホームページより)

京都大学発ベンチャーとの自然言語処理AIの共同研究を開始しました - 株式会社WhiteBox
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