国立東京工業大学発のベンチャー
aiwell株式会社は、2020年7月29日、第三者割当増資(金額非公開)を実施したと発表した。
aiwellは、国立東京工業大学発のベンチャーであり、AIプロテオミクスの社会実装を進めている企業。今回の第三者割当増資は、株式会社シグナルトーク代表取締役にして個人投資家でもある栢孝文氏より実施されている。
病気・怪我になる一歩手前の状態を発見
aiwellは、次世代技術であるAIプロテオミクスの実用化・汎用化・社会実装を進めるべく、様々な企業と共同研究を行っている。
AIプロテオミクスは、東工大生命理工学院准教授・林宣宏氏が発明した、生体の状態をプロファイルする特許技術。血中タンパク質の二次元電気泳動画像をAIが学習し、病気・怪我になる一歩手前の状態を発見すものとなっている。特に敗血症においては、98.2%の精度で判断を実現した。
このAIプロテオミクスにつてaiwellは、東工大の林宣宏研究室と2018年10月より共同研究を開始。2019年4月には、東工大の学内にて共同研究拠点も設立している。
AIプロテオミクスのさらなる社会実装に活用
今回aiwellに出資した栢孝文氏は、株式会社セガ・エンタープライゼスにて家庭用ゲーム機や携帯電話向けのゲームを開発してきた人物。現在は、シグナルトーク代表取締役を担うと共に、個人投資家として社会貢献性の高いスタートアップの支援も手がけている。
今回獲得した資金についてaiwellは、AIプロテオミクスのさらなる社会実装に活用するとしている。
(画像はaiwellの公式ホームページより)

第三者割り当て増資 実施のお知らせ - aiwell株式会社
https://www.aiwelljapan.com/