9月以降に提供開始
ローカル5Gは「超高速」「多数同時接続」「超低遅延」の3つの特徴を持ち、各業界でこれらの特長を生かした新たな価値創出が期待されている。
シャープ株式会社は、2020年8月17日、ローカル5Gに対応したルーターの試作機を開発し、同年9月以降に提供を開始することを発表した。
試作機のルーターは、ローカル5Gの実証実験やネットワーク検証用としての利用を想定しているという。
無線と有線の同時使用も可能
同ルーターをカメラやFA機器、各種センサーなどと接続することで、大容量データを超高速で伝送することが可能である。対応している周波数は、すでに制度化されたローカル5Gの周波数に加え、今後割り当てが検討されている周波数も含む。
また、サイズは約157×84×16mm、質量は約270gのため、設置場所や持ち運びに困ることはない。さらに、無線と有線の同時使用も可能なので、端末に応じた接続方法や利用シーンを選ばない。
今後は、企業や自治体の敷地内や工場内、農場などでの5Gネットワーク構築に活用され、遠隔診療やスマート工場など、さまざまな場所での活躍が期待される。
(画像はプレスリリースより)

シャープ株式会社 プレスリリース
https://corporate.jp.sharp/news/200817-a.html