不可能だった薄さを実現
アルミハニカムパネルは、蜂の巣に似た正六角形を隙間なく並べたハニカム構造を持ち、「強度を保ちながら軽量化を図る」というニーズに応えるパネルである。
工学院大学は、2020年8月27日、世界最薄レベルのアルミ製テーブル「ソリッドハニカムテーブル」を開発し、製品開発プロジェクト「Wemake」で最優秀賞を受賞したことを発表した。
同商品は、国からの助成を受けたことから開発が始まり、従来品では不可能だった薄さと自由な形状を実現し、展示会出展、意匠登録、コンテスト入賞を経て製品化が決まった。
軽量で高強度、加工性にも優れる
一般的なアルミハニカムパネルは、ハニカムコアを上下からアルミパネルで挟むように接着して作られる。
これに対して今回開発された新製法では、ソリッド材から一体を削り出すため、接着の手間が省け、自由な形状が可能となるとともに、天板の縁が2mm、中央部が12mmと大変薄い仕様を実現した。
軽量で高強度、加工性にも優れる同商品は、これからも産学連携を通して、さらなる改良を目指す。
(画像はプレスリリースより)

工学院大学 プレスリリース(@Press)
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