個人特定できる情報を自動でモザイク処理
2020年9月1日、TRUST SMITH社は、ドライブレコーダーに記録される映像から、個人情報を自動で取り除くAIの開発に成功したと発表した。
今では、ほとんどの車に取り付けられているドライブレコーダーであるが、意図せず撮影され、個人が特定される可能性がある。
今回の開発では、人の顔、表札、車のナンバーなどを、AIが自動で認識しモザイクを掛けることで、個人情報に該当しないようにするものである。
なお、撮影とリアルタイムでの処理が可能であるため、後から煩わしい作業をしなくて済む。
映像が個人情報でなくなるメリット
今年6月からの、改正個人情報保護法の公布により、個人が特定される映像や画像に対しては、規制が厳格化されることが予想される。
ドライブレコーダーの映像を、動画配信サイトで見ることがあるが、個人を特定できる状態だと、法的に問題が生じる可能性が高い。
AIにより、人の顔や車のナンバーにモザイクを掛けることで、「個人情報」に非該当となるため、法律の対象外となる。
これにより、万が一の情報開示請求や利用停止請求に応じる必要が無くなるため、メリットは大きい。
(画像はプレスリリースより)

TRUST SMITH社
https://www.trustsmith.net/news-release/2178