約半数以上が失敗、もしくは離脱
2020年10月8日、かっこ株式会社は、オンラインでのネット通販やWebサービスの実態調査を実施し、結果を公表した。
インターネットアンケートにて2020年7月8日から22日まで行われ、20代から60代の男女300名が調査対象となっている。
登録やログインでの困りごとについて質問したところ、約半数が登録やログインでの認証時に失敗しており、ログインをあきらめてしまう、つまり離脱につながっていることが判明した。
最終的には、やる気を削がれてしまい登録自体も行わないケースも考えられる。
なお、クレジットカード決済についても、約6割が不安を抱えながら利用しており、キャッシュレス普及の壁にならないか気になるところである。
負担軽減策のカギは、多要素認証
認証が負担と感じ絶対的な安心感が低い実態を考えると、認証という行為は利用者にとって非常に不合理になると考えられる。
この方法が改善されないような状態が続くなら、利用者数も増やせずアプリなどのサービス普及にも影響が及ぶことは間違いが無い。
現在の認証方法に替わる方法としては、多要素認証(知識情報、端末情報、生体情報による認証)が考えられており、一般化していくという予測もある。
今年のように、新型コロナなどの感染症でネット利用者が増えることは容易に考えられるため、教訓として来年以降に準備しておく必要がある。
(画像はプレスリリースより)

かっこ株式会社
https://cacco.co.jp/information/press/7065