営業車両の管理を手軽かつセキュアに!「Vehicle Manager」
NTTコミュニケーションズ株式会社(NTT Com)は29日、企業向けに営業車両の運行管理を目的としたIoTプラットフォームサービスとして「Vehicle Manager」をリリースすると発表した。株式会社スマートバリューとの協業で提供に至ったもので、料金は車載器1台あたり、初期費用が35,000円、延長ケーブルが1,500円、月額利用料が同じく1台あたり1,500円(いずれも価格は税別)となっている。
NTT Comでは、近年の企業における営業車両の安全運転に対する意識向上と運行管理の重要性の高まりを受け、今年4月から車両運行管理が行えるIoT トライアルパック「Connected Vehicle」を提供してきていた。
このトライアル提供を通じ、全社で導入し事故防止施策を実施したい、台数の適数化を図りたい、ドライバーの位置を把握したいといった声が寄せられ、通信と情報科学を組み合わせたテレマティクスサービスとして高いニーズがある戸とを確認、今回の商用サービス開始に至ったという。
ワンタッチの簡単設置で利用開始!安全性も確保
「Vehicle Manager」は、通信機能やGPS機能を内蔵した専用の小型車載器を営業用車両に設置することで、車両ごとの運行履歴日報や運転傾向分析、稼働実績を可視化、アプリケーション上で管理者が閲覧・チェックできるようにするもの。運行状況の管理や安全運転の確保が容易になるほか、全般的なコストの削減、エコドライブによる燃料費削減なども図れるようになる。
車両の管理担当者は、運行日報のほか、運転成績表、車両稼働実績、事故につながりかねないヒヤリ・ハットマップ、車両所在マップなど必要な機能をアプリ上で利用できる。車両に規定速度の超過や急アクセル・急ブレーキ、長時間のアイドリングなどが発生した場合には、所定の管理者にその旨を知らせるメール通知の機能もあり、常にWeb画面と対峙していなくても、危険な運転がないか把握しておけるという。
手間のかかる取り付け工事や導入工事などは必要なく、車両に車載器をワンタッチで設置しさえすればよい。サービスはすぐに利用を開始でき、車両入れ替えの際も、新たな車両に車載器を差し替えれば、そのままシステムを利用できる。
申し込みを行うと、専用車載器やアプリ、モバイル回線など必要なものがすべてワンストップ提供される。インターネットを介さない「Arcstar Universal Oneモバイル」で車両からデータを収集する方式を採っているため、セキュアなサービス利用が可能な仕組みともなっている。
NTT Comでは今後、APIによるデータ連携をはじめとしたサービス機能の拡充を図るともしており、さらに幅広く活用できる、利便性の高いサービスとなることも期待される。
(画像はプレスリリースより)

NTTコミュニケーションズ株式会社 プレスリリース
http://www.ntt.com/press-releases/20160829「Vehicle Manager」ほか IoT Platform サービス案内ページ
http://www.ntt.com/business/services/cloud/iot