マピオンが位置情報ゲームのノウハウを活かしたウォーキングアプリ提供へ
株式会社マピオンは25日、ウォーキングアプリ「aruku&(あるくと)」を開発、11月初旬にもリリースすると発表した。地図サービスと位置情報ゲームのノウハウを活かしたゲーム性の高いウォーキングアプリで、楽しく歩く習慣がつくものとなっている。
「aruku&」は、ユーザーが手持ちのスマートフォン端末を持って歩くだけで、目標を達成すると地方名産品などのプレゼントを獲得できるアプリ。スマートフォンの歩数計機能と連動しており、一定歩数に達するとさまざまなミッションが生じる。このミッションをクリアすると、プレゼントへの応募権利を得ることができる仕組みだ。
歩数や体重など日々のデータ記録が行え、通勤・通学やショッピングなど、日常生活における行動とあわせたウォーキングの促進で、楽しく健康増進・健康管理を行っていけるとされている。ランキング機能もあり、歩数やコース踏破で貯まるポイントを全国のユーザーと競い合うことができる。上位ランクインを果たすと、限定「お宝カード」などレアアイテムを獲得できるという。
まずはiOS向け(iOS 8.0以降対応)アプリでリリースし、無償提供、Androidへの対応も近く予定している。
企業や自治体への法人向けサービスも展開、地域活性や社員の健康増進に
マピオンでは、同社が展開する「Mapion」、「キョリ測」といった地図サービスのノウハウと、位置情報ゲーム「ケータイ国盗り合戦」の運用で培ってきたゲーミフィケーションで人を動かすノウハウを活用し、このウォーキングアプリ「aruku&」を開発、設計したそうだ。
一般ユーザー向けのサービス提供を行うほか、企業や自治体に対しては、アプリを販促施策や観光促進、健康増進施策に用いることができるよう法人向けのサービスを提供する。
法人向けサービスでは、店舗などへの集客・送客支援として、ゲーム上のマップにアイテム入手で必要となるキャラクター設置権を提供。これにより、一般ユーザーはアイテムを求めて現地を訪れるようになることから、任意の場所への集客を図れる。アプリ上で店舗や施設の情報発信もあわせて行えることから、宣伝やプロモーション活動で大いに活用できるだろう。来店者特典の設定や、キャラクターに自社ユニフォームを身につけさせるなどのコンテンツコラボレーションも可能だ。
また、複数スポット間をユーザーにめぐらせるウォーキングコースの作成・設定を行い、モバイルスタンプラリーを開催することもできる。コース踏破を目指してユーザーに歩いてもらえば、周遊促進による観光振興、店舗間の買い回り促進などを実現できるようになる。一般ユーザー向けのプレゼント商品として、商品や特産品の提供を行えば、認知拡大などを目指すPRにも活用できる。
さらに社員や地域住民への健康増進施策として展開するための「法人機能」も提供。これにより法人ごとで自由なグループ設定を行い、ランキング作成や、他社とウォーキングポイント量で競う法人対抗戦への参加が可能となり、対象者らの健康に対する意識向上、モチベーション維持を実現しやすくなる。人事総務向けとして、社員の健康通信簿レポート機能も搭載しており、管理チェックも可能となっている。
なおマピオンによると、「aruku&」は、株式会社アクティブウォーク&スポーツ、株式会社協和の運営する、歩く人のための会員情報サイト「歩きんぐくらぶ」との連携が決定しており、「歩きんぐくらぶ」会員は、サイト上で「aruku&」の累計歩数や踏破コースを確認できるようにもなるという。両社との連携は、今後も強化していく方針で、さらなるサービス拡張の可能性も示唆されている。
(画像はプレスリリースより)

株式会社マピオン ニュースリリース
http://blog.mapion.co.jp/release/2016/10/161025_30689.html