4K・HDR・ハイレゾ技術を用いたプレミアムなコンサートライブ体験を世界へ!
パナソニック株式会社は12月28日、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(以下、ベルリン・フィル)と「高品位なコンサート体験を目指した技術開発の協業」で正式に合意し、同日、契約を締結したことを発表した。2017年1月1日より協業をスタートさせている。
協業契約をもとに、パナソニックはベルリン・フィルのホールや映像スタジオへ、4K・HDR映像に対応した包装用カメラやミキサー、モニターといった機材の納入を開始する。ベルリン・フィルでは、これら機材を活かし、楽団のコンサート模様を撮影・編集し、全世界へと配信していく方針だ。
コンサート映像の配信は、2017/2018シーズンからスタートさせる予定で、すでに構築されているベルリン・フィルのインターネット・コンサート映像配信サービス「デジタル・コンサートホール(Digital Concert Hall)」を介して行われるものとなる。
「デジタル・コンサートホール」は、ベルリン・フィルの定期演奏会や各種コンサート、アーティストインタビューなどの映像コンテンツを、インターネット上でストリーミング配信するサービス。専用アプリも用意されており、PC・スマートフォン・タブレット・ネット対応TVなどの端末で利用することができる。
期間設定のあるチケットを購入すると、コンサートのハイビジョン・ライブ中継はもちろん、アーカイブに保存された400本以上のコンサート、1,000曲超に及ぶ楽曲、ドキュメンタリー、インタビュー映像などをオンデマンドで好きなだけ視聴することが可能だ。無償の教育プログラム映像なども配信されている。2016/2017シーズンには、50回以上のライブ中継が予定され、高音質・高画質でたっぷりとオーケストラの魅力を体感できる機会を世界に届けている。
車室内もコンサートホールのように!
今回のパナソニックとベルリン・フィルにおける協業では、さらにパナソニックおよびテクニクスの映像・音響関連機器を用いた、より高品位なコンサートホールの音を再現させることを目指した取り組みも、あわせて推進させていくこととなっている。
パナソニックは、音の録音、編集、再生、評価までの一連のプロセスで、ベルリン・フィルがメディア事業推進のために設けている子会社、ベルリン・フィル・メディアの知見を得ながら、演奏者の意図をくんだ表現全体をより忠実に再現するため。技術の進化に努めていくという。
よりプライベートな娯楽空間となり得る車室内などでも、まるでコンサートホールにいるかのような体験が実現されるよう目指していくといい、自宅や車室内といったごく身近な生活空間における新しい感動体験の創出と映像・音響文化進展への寄与を図っていくとしている。
(画像は「デジタル・コンサートホール」公式サイトより)

パナソニック株式会社 プレスリリース
http://news.panasonic.com/「デジタル・コンサートホール」公式サイト
https://www.digitalconcerthall.com/ja/home