新機能「Live 360 Video」をリリース
米Twitterは現地時間の28日、同社が提供するライブ動画配信サービスの「Periscope」において、360度パノラマ動画のライブストリーミング配信に対応する新機能「Live 360 Video」を追加搭載したことを発表した。「Periscope」のコンテンツは、Twitter投稿に埋め込むことができるため、Twitter上へ360度動画があがっていくことになる。
「Live 360 Video」は、「Periscope」におけるライブ配信を360度パノラマ動画で行い、閲覧ユーザーがまるでその場にいるかのような体験をしながら視聴することを可能にする新機能。現時点で、一般ユーザーに開放されているのは視聴機能のみで、配信機能は一部の特定パートナーユーザーに限定して提供されている。
この「Live 360 Video」で配信されている360度パノラマ画像のライブ動画には、「LIVE 360」と書かれた専用バッジが付されるようになっており、視聴ユーザーは、アクセスしているスマートフォン端末を傾けたり、画面上でタップ/スワイプ操作を行ったりすることで、アングルを自在に変えて楽しむことができる。
よりリアルに体験を共有、雰囲気までたっぷりと味わえる!
投稿された360度パノラマ動画は、アーカイブとしても残すことができるため、ライブ中継終了後も活用が可能だ。「Periscope」の公式ブログでは、発信者の視界を通じてよりリアルな体験を共有することが可能になったとし、自分が行くことのできない場所に行ったような体験や、周囲の状況を雰囲気まで伝わるように分かりやすく伝えることができるため、その場に居合わせたような感覚を味わえるとして、人と人のつながりに新たな変化をもたらすものとなるだろうと説明している。
配信機能の利用がごく限られたパートナーにのみ許可されていることについては、テスト段階ゆえとし、今後より広く提供していく予定として、まずは数週間のうちにも、利用可能ユーザーを増やすと案内、希望者はウェイトリストへの登録を行うよう呼びかけられている。
配信機能の撮影方法に関する説明などはなされていないが、ウェイトリストの登録送信フォームには、「Insta360 Nano」をネイティブでサポートしていると記載されているため、これをスマートフォンに装着して、アプリから中継・配信する仕組みになっているとみられる。
(画像はプレスリリースより)

Periscope 公式ブログ発表記事(プレスリリース)
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