Facebookメッセンジャーを活用、「毎日新聞ニュースメッセンジャー」
株式会社毎日新聞社は3月1日、チャットボットによる新たなニュース配信サービス「毎日新聞ニュースメッセンジャー」の提供を開始した。Facebookメッセンジャー向けで設計されたもので、全国紙がチャットボットを用いた本格的なニュース配信サービスを行うのは、これが初の事例になる。
「毎日新聞ニュースメッセンジャー」は、チャットボット開発を手がける株式会社ZEALSと、パーソナライゼーションソフトウエアの提供を行うシーセンス株式会社、毎日新聞社の3社による共同開発で誕生したサービス。
ZEALSの「BOT TREE」をベースとし、シーセンスのサービスで収集されたニュースサイト来訪者の閲覧履歴情報を用いて、ユーザーごとに最適化されたおすすめの毎日新聞ニュースコンテンツを、Facebookメッセンジャーで配信する仕組みとなっている。
「BOT TREE」は、ZEALSが提供するFacebookメッセンジャーに特化したチャットボット開発および運用のためのフレームワークツール。使いやすい管理画面で顧客ユーザーの情報と配信コンテンツを一元管理することができる。対象となるユーザーがどのコンテンツをクリックしたかなど行動分析を実施し、個々に抱いている興味・関心を可視化してタグ付け、これに基づいたコンテンツのパーソナライズ配信まで手軽に行えるものとなっている。
登録して簡単な質問に答えるだけ!使えば使うほど関心の高いニュースが素早く手元に
「毎日新聞ニュースメッセンジャー」を利用したい場合は、Facebookメッセンジャー登録ページにアクセスし、提示される対話形式の簡単な質問に答えればよい。すぐに利用を開始でき、最新ニュースや注目の記事ランキング、話題を集めている「ホットワード」などからニュースコンテンツを閲覧することができる。
使えば使うほど好みを学習していくため、より興味関心のある分野のニュース、気になる読みたいと感じるニュースが、Facebookメッセンジャーで届けられるようになっていく。
利用は全て無料で行え、午前7時と午後7時の1日2回、最新のおすすめニュース通知がなされるという。届いたニュースコンテンツはその場で閲覧するだけでなく、「あとで読む」に保存しておいたり、Facebook上の友だちと共有したりすることも可能だ。
(画像はプレスリリースより)

株式会社毎日新聞社 プレスリリース
http://mainichi.jp/articles/20170301/org/00m/040/001000d