イデア・レコードとモフィリアが共同リリース
株式会社イデア・レコードは5月1日、株式会社モフィリアと共同で、Bluetooth接続指静脈認証を用いた、手軽に導入できる「本人認証システム」の提供を開始すると発表した。認証後の各種サービスやデータベースとの連携も可能となっており、さまざまなシーンでの活用が期待される。
この「本人認証システム」は、Android端末と、モフィリアのBluetooth接続指静脈認証ユニット「FVA-U4BT」だけで高レベルな本人の特定・確認が行えるもの。大型設備を導入することなく、偽造やなりすましが困難で、セキュアかつ高精度な指静脈による認証が利用できるようになる。用いるものが、ごくコンパクトなユニットとAndroidアプリのみとなることから、多様な業態・場所・シーンでスムーズに導入できる。
モフィリアは、最も精度の高い生体認証のひとつとして評価されている静脈認証技術を、いつでもどこでも、身近に使いやすく利用できるものとするため、「小型・高速・快適」をスローガンとしたソリューションおよびセキュリティシステムの提供を進めている企業。2010年12月にソニー株式会社からスピンアウトして設立された企業で、その独自の指静脈認証技術である「mofiria」は、ソニーにおいて研究・開発された技術を継承している。
職場での勤怠管理や医療現場、イベントなどで活躍!
サービスは本人の特定・確認を行う共通機能部分と、認証成功後に連携して進む個別連携機能部分からなる。専用のAndroid向けアプリトップから指静脈認証を実行、認証に成功すると、個別連携として設計したシステムへと移行し、打刻や決済、個人情報表示などを行うものとなる。
導入企業のセキュリティレベルに応じ、API連携の方法や、個々の企業におけるイントラネット内への導入など、設計では柔軟に対応するという。
職場での勤怠管理や医療・介護の現場、建設現場やイベント会場などでの活用が想定されており、利用シーンとして、高いセキュリティ性が求められる場所での従業員・スタッフの打刻・入場管理、医療面では診察前の本人確認や訪問介護・訪問診療などでの患者取り違え防止対策として、また病院・薬局での診察券や保険証代わりで活用した手ぶら通院の実現、温泉や海水浴場など貴重品が持ち歩きにくいレジャーシーンでの決済利用などが挙げられている。
このほか、特定エリアの店舗や社員食堂でのデポジット決済、金融機関窓口における本人確認、認知症による徘徊がみられる高齢者の身元特定などにも利用できるとされ、実に幅広い暮らしに密着したシーンでの活躍が期待される。
なおイデア・レコードでは、この「本人認証システム」を、5月10日~12日、東京ビッグサイトを会場に開かれる「店舗ITソリューション展【春】」の自社体験ブースへ出展するとしている。
(画像はプレスリリースより)

株式会社イデア・レコード プレスリリース
https://idearecord.co.jp/archives/6726「店舗ITソリューション展【春】」 公式サイト
http://www.storex.jp/