メルカリ姉妹アプリ「メルカリ メゾンズ」が誕生
株式会社メルカリのグループ会社である株式会社ソウゾウは21日、ブランド品に特化した「メルカリ」の姉妹アプリとなるスマートフォン向けアプリ「メルカリ メゾンズ」をリリースした。対応OSはiOS 10.0以降、Android 5.0以上で、App Store、Google Playよりそれぞれ無償で入手できる。
「メルカリ メゾンズ」は、ブランド品に特化した査定機能付きのフリマアプリ。売却希望ユーザーは、まずその出品するブランド品の写真を撮影、色やデザイン、状態などを入力する。すると、「メルカリ」上の販売実績や中古市場などの取引データをもとに自動査定が行われ、売れやすい目安の最低価格と最高価格を結果としてチェックすることができる。
査定結果が希望金額に満たない場合には、出品を中止することが可能で、その場合、査定アイテムとしてマイページにデータが保存される仕様となっており、気が変わればいつでも出品できる。相場変動により、高値で売れやすいタイミングが訪れた場合には、その旨を知らせる通知を受け取ることが可能で、得た情報をもとに最適なタイミングでの出品を目指すこともできるという。
出品に際しての商品撮影時には、「ガイド付きカメラ」が作動し、画面に画角を指定するガイドが現れるので、それに従って撮影しさえすれば、購入者が気になるポイントを網羅した、購入を検討しやすく美しい、プロ並みの画像で出品できる。
また機械学習の仕組みを導入しているため、写真を撮影するだけでブランド名やライン名、商品名、模様などを判別、自動入力で商品情報へと反映されることから、初心者でも簡単に出品、高額で売れやすい環境が整っているとされる。なお、こちらの機能は公開時点で、Louis Vuitton、CHANELのバッグおよび財布のみの対応となり、今後順次対象ブランドを拡大させていく予定という。
「メルカリ」連携で売れやすい!偽ブランド品補償で購入者も安心
「メルカリ メゾンズ」に出品された商品は、自動で「メルカリ」にも同時出品されるため、より幅広いユーザーへとリーチでき、希望価格での取引を素早く成立させやすい。
「メルカリ」との連携があることから、取引時に「メルカリ」での過去取引評価をチェックしたり、「らくらくメルカリ便」、「ゆうゆうメルカリ便」を選択して互いの住所や名前を知らせることなく取引を行う匿名配送を利用したりすることも可能だ。
販売手数料は「メルカリ」と同様で、売れた際に販売額の10%がかかる。貯まった売上の引き出し手数料が、1万円未満の場合210円、1万円以上ならば無料となる点も「メルカリ」に準じる。
「メルカリ メゾンズ」では、安心してブランド品を取引できる環境を整えるため、「偽ブランド品撲滅への5つの取り組み」を設定、ブランド権利者と協力の上実行する出品パトロールや、業界歴の長いプロ鑑定士を含めた真贋力の強化、テクノロジーを活用した不正を見抜く仕組みづくり、捜査機関・官公庁とのパートナーシップ構築、偽ブランド品補償の提供を行っていくとする。
このうちの「偽ブランド品補償」は、購入ユーザーに、届いた商品が偽物である可能性がある場合、問い合わせを促すもので、連絡を受け次第、情報をもとに調査を実施、補償条件に合致した場合には商品代金を返金するものとなっている。
ソウゾウでは、「メルカリ メゾンズ」の提供により、“誰もが上質で持続可能なファッションを気軽に楽しめる世界”の実現を目指していくとし、今後は、ユーザーの家に眠っているブランド品の価値を可視化、再生につながる出品機能の強化や、対象ブランドの拡大、査定精度の向上、グローバルに利用可能なマーケットプレイスへの成長を目標に事業を進めていくとした。
(画像はプレスリリースより)

株式会社メルカリ プレスリリース
https://www.mercari.com/jp/info/20170821_maisonz/「メルカリ メゾンズ」 公式サイト
https://www.mercarimaisonz.com/