東京モーターショーに参考出品
オンキヨー株式会社は24日、好みの声でAIコミュニケーションを行うことができる音声アプリ「Onkyo アプリ」(仮称)を開発、10月27日~11月5日の日程で東京ビッグサイトを会場に開かれる「第45回東京モーターショー2017」の主催者テーマ展示「TOKYO CONNECTED LAB 2017」のSDLコーナーへ参考出品することを発表した。
「Onkyo アプリ」は、東芝デジタルソリューションズ株式会社のコミュニケーションAI「RECAIUS」の音声合成技術と、オンキヨーの音声入出力関連技術を組み合わせて開発されたアプリ。音声によるAIコミュニケーションを、使う人だけの好みの声で実現させ、AI利用の楽しさやユニークさを身近に感じてもらえるよう設計されている。
アナウンサー調や執事系、ツンデレ系、萌え系など、好みの声質のAIと自然言語を用いた音声コミュニケーションがとれ、必要な情報を入手するといったことが可能になるとみられる。
AI対応スマートスピーカーなどに展開予定
東芝デジタルソリューションズのAI「RECAIUS」は、音声や映像からユーザーの意図を理解し、さまざまなシーンにおける人々の安心・快適な活動をサポートするもの。東芝グループが長年にわたって研究・開発を重ねてきた音声認識、音声合成、翻訳、対話、意図理解、画像認識など、多様なメディア知識処理技術を融合、体系化して実現されている。
オンキヨーは、今年夏にスマートデバイスリンク(SDL)コンソーシアムに加盟、従来のオーディオ市場のみならず、最先端の音関連技術を活かし、新たな価値を創出する事業の強化に努めており、スマートスピーカーのSDL対応やモビリティ業界における関連製品づくりへの取り組みを進めている。
「Onkyo アプリ」は、こうした取り組みで創出されるサービスや製品に、オリジナルの付加価値を与えられるものと期待されており、今後AIスマートスピーカーなどのデバイスに展開していく予定という。
今回の東京モーターショーにおける参考出品では、さまざまな音声で実行されるテキスト読み上げを体験できるコーナーを設置、新しい楽しみを提案するとしている。「TOKYO CONNECTED LAB 2017」の参加・入場料は無料、ただし東京モーターショーの入場券が必要となる。
(画像はプレスリリースより)

オンキヨー株式会社 プレスリリース
http://www.jp.onkyo.com/東京モーターショー「TOKYO CONNECTED LAB 2017」 公式サイト
http://www.tokyo-motorshow.com/tcl/