大和ハウス関連施工にて使用される
2021年5月21日、大和ハウス工業株式会社(以下 大和ハウス)は、株式会社フジタ、十一屋工業株式会社と共同で、住宅建築現場で使用できる溶接ロボット「SWAN」の開発に成功したと発表した。
大和ハウスは、住宅建築現場にて、角形鋼管柱継手の溶接作業を行っているが、多くの作業工数が掛かっており効率化の観点からも見直しが必要と考えられていた。
今回、ロボットを現場施工のために導入する検討が始まったことで、作業の効率化が進むと考えられる。
建築業の人手不足対策も考慮が必要
現在、建築業は慢性的な人手不足という問題を抱えているが、原因として作業従事者の高齢化に加え、若手人材が少ないことにある。
従事者比率で、55歳以上が約3割、30歳未満が約1割となっており、高齢従事者が引退した後は深刻な人手不足に陥り、建設案件の施工に影響が出る可能性が高いと言われている。
これらの問題を解決するため、ロボットに一部施工を任せることで、人手不足対策としようというものである。
なお、一般住宅だけではなく、事務所ビル、商業施設、ホテルなどの大型建築物施工でも威力を発揮すると考えられている。
(画像はプレスリリースより)

大和ハウス工業株式会社
https://www.daiwahouse.com/