Right Brothersが「DEFASTA」をローンチ
『誰かの大事な決断に、贅沢な人間関係を。』をコンセプトに掲げ、個人同士のつながりを重視した斬新な人材サービス事業の開発・運営を手がけるベンチャー企業、Right Brothers株式会社(以下、Right Brothers)は25日、業界初となる未来の上司が選べる転職サイト「DEFASTA(デファスタ)」をローンチした。
従来の転職サイトにおける「どこで働くか」から選ぶスタイルから離れ、「誰と働くか」をデファクトスタンダードに、求職者ユーザーがこれから働きたいと考える配属予定部署や上司を選択し、転職活動を行えるプラットフォームとなっている。
求職者と上司候補者が直接やりとりできる環境を生み出すことで、入社後のミスマッチを防ぎ、経営者にとっても労働者にとってもマイナスな、人間関係の悪化した職場環境が生じるリスクを低減させる。
コロナ禍の転職・採用活動として動画を最大限に利用
「DEFASTA」では、各企業の求人ページに、社長や人事担当が登場する会社紹介動画、該当企業に属するマネジメント層による部署紹介動画、特集記事コンテンツを掲載、求職者ユーザーはこれらをチェックして入社後の上司候補となるリアルな社員の姿を動画で確認し、ここで働きたいと思ったところへ直接オファーを出す。
これまでテキスト中心で伝わりにくかった企業情報が動画ベースとなり、直感的に会社のスタンスや部署ごとの役割、雰囲気、メンバー構成などをつかむことができる。
「DEFASTA」の大きな特徴として、エージェントの介在がないことも挙げられる。エージェントによる転職斡旋は、マッチングでメリットを生じることがある一方、契約先企業にしか人材紹介が行えなかったり、企業ごとに異なる手数料での契約形態となっているため、企業ニーズや相性よりもそのエージェントが得る利益優先で進められてしまいがちであったりといったデメリットがある。
そこで、「DEFASTA」では企業と求職者のダイレクトコミュニケーションにより完結する転職サービスとし、求職者ユーザーは未来の部署や上司として気に入った対象へ直接オファーを、企業側からはともに働く上司から未来の部下へ直接オファーを、それぞれ出せるようにした。
また雇用する企業にとっては、採用コストの高さが長く悩みとなってきた。日本の1人あたりにかかる採用コストは、諸外国に比べ約5倍も高いといい、それだけ膨大なコストを企業が負担しなくてはならず、ベンチャー企業が優秀な人材を確保できなかったり、大手企業でも採用費のコスト圧迫が大きな問題となったりしている現状がある。
この問題を解決するため、「DEFASTA」ではサービスの利用基本料金などを無償化、年収600万円の人材1名の採用で成功報酬30万円といった、従来コスト比で約80%のカットになるリーズナブルな料金体系とした。
従来の採用市場の仕組みでは、あらかじめ上司を見て職場を選ぶということができず、転職後に上司との関係に悩むケースも多かった。日々ともに働き、さまざまな面で影響を受ける上司との出会いは、社会人にとってその後の人生を大きく左右するものにもなりやすい。
Right Brothersでは、どの企業で働くか以上に、誰と働くか、素晴らしい上司や仲間との出会いこそ重要であり、人生を豊かにする働き方の実現につながると考え、「DEFASTA」を生み出したという。
求職者ユーザーには、利用料無料の「FREE PLAN」と月額3,980円(税込)の「PREMIUM PLAN」が提供される。「FREE PLAN」でも全企業の求人情報閲覧や自己紹介動画の掲載、求人企業への直接オファー、人事部とのチャットや上司からのスカウト受信など基本機能が使えるが、「PREMIUM PLAN」を契約した場合、求人企業の上司を指定したオファーやチャットのやりとり、上司からのスカウトに対する返信などもできるようになる。
表面的な求人情報のやりとりから、企業内部の“人”、“上司”にフォーカスし、コロナ禍としても利便性の高い動画を最大限に活用することで新たな時代の転職活動を、企業の採用コスト問題解消とともに実現させようとする「DEFASTA」、今後の展開に注目が集まるだろう。
(画像はプレスリリースより)

Right Brothers株式会社によるプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000080445.html