「直前依頼機能」追加のアップデートを実施
訪問介護や家事、生活支援マッチングプラットフォームの運営を手がけるシェアリングエコノミーサービスベンチャー、株式会社クラウドケアは24日、同社が運営する「CrowdCare(クラウドケア)」において、直前依頼機能を追加するアップデートを実施したことを発表した。
この追加新機能により、最短で1時間後の介護サービスを依頼することが可能となり、急を要する介護ニーズにも応えられる可能性が高まったとしている。
クラウドケアは、2016年の創業以来、介護保険制度では補いきれない介護ニーズとヘルパーのマッチングを推進し、テクノロジーを活かした介護保険外の訪問介護・家事・生活支援サービスを提供、多様な介護ニーズを満たす取り組みを続けてきた。
「CrowdCare」でとくに好評を得てきたのは、ネットで簡単に最短96時間後の介護サービスを依頼できるようにしたポイントだったという。
通常の介護保険制度を利用する場合、申請からサービスの利用開始まで約1カ月などまとまった時間を要するため、早くサービスを受けたいユーザーのニーズを満たせない状況がある。
「CrowdCare」に寄せられる相談の中には、「急な病気やケガなどで今日介護サービスを受けたい、利用したい」といったものもあり、そうしたより急を要するニーズに応えるため、これまでシステムのさらなる研究開発を進めてきていたという。
そうした中、利用者が増加し、多くのマッチングデータが蓄積されたことにより、システム精度が向上、ヘルパー登録者数も増えたため、短時間でも質を担保したサービスを提供可能な体制が整ったことから、今回「直前依頼機能」を追加することとなった。
直前依頼機能を使えば、ユーザーは最短1時間後の介護サービスを依頼することができる。突発的な事態にすぐ対応してもらえる可能性が高いのは、大いに助かる、頼りになるサービスになるものと考えられる。
貴重な人材をシェア、介護・生活支援ニーズを幅広く満たす
最短1時間でサービスが利用できるようになったことで、急な体調の悪化に伴う病院の付き添い依頼や、家族の都合がつかなくなり今日中に支援が必要となったケースなども、希望を満たしやすくなった。
ヘルパーには、直前依頼対応として時給を引き上げ、スポット依頼の基本料金から最大60%増しで支払うものとするため、時給3,000円超で働くことも可能になっている。
ただし直前依頼機能を利用する場合、支払い方法はクレジットカードのみ対応となる。金額は利用希望日時の96時間前~48時間までの場合、基本料金の20%増し、48時間前~24時間までは40%増し、24時間前~1時間までは60%増しで算定される。
自費訪問介護ヘルパー「CrowdCare」は、シェアリングエコノミー(クラウドソーシング)型の訪問介護・家事・生活支援マッチングプラットフォームとして運営されているもの。業界最安値水準のリーズナブルな価格で便利に利用できるヘルパーサービスとして知られる。
副業やフリーランスなど、ヘルパーとして働きたい人と、サービスを利用したい高齢者や障がい者、その家族などがそれぞれ会員登録を行い、ネット上でのマッチングを介して個人間で取引、身体介護や生活援助などのサービスをやりとりする。
介護分野の人材不足は深刻だが、「CrowdCare」では、介護職として働いている人はもちろん、介護の仕事から離れてブランクのある人、まだ実地経験の不足している人など、ヘルパーとして人々の助けになりたい人に幅広くアプローチ、隙間時間を使って自分のスキルや都合に合わせ、無理なく働ける環境を提供している。
案件ごとに依頼者とヘルパーをマッチングし、空き時間を有効に活用して最適なサービスを提供するといったかたちで機能するよう、貴重な人材をシェアしていく仕組みを整えている点がポイントだ。
取り扱うサービスは、訪問介護・家事・生活支援サービスのほか、買物を代行する「買物お助けサービス」もある。前者は1時間当たり2,750円~3,300円(税込/交通費別)、後者の買物代行は1カ所当たり550円(税込/交通費別)となる。
(画像はプレスリリースより)

株式会社クラウドケア プレスリリース
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