AI-Oneでの検証確認を実施
2022年3月22日、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下 NEDO)主導の下、国立研究開発法人産業技術総合研究所、国立大学法人東京大学は共同で、AIチップ設計の効率化について確認を行った。
評価を行う実証チップである「AI-One」を用いた実験では、仕様が異なるメーカー6種類のAIアクセラレータを同一チップに搭載した評価で、設計通りの動作であることが確認できた。
なお、この実証チップを使用することにより、低コスト化、および約45%の納期短縮が可能となる。
背景に近年の開発競争激化がある
近年IoT技術が加速しているが、同時にAI技術を利用した環境の整備が世界的に進んでおり、同時にAIチップとよばれるAIを動作させるチップの開発が必要不可欠となっている。
半導体集積回路の分野では、エネルギー消費量が増加し続けていることと、チップ搭載規模を考慮した場合の物理的な限界も見えている状況があり、将来的に開発が進まなくなる懸念がある。
これらの懸念に対し、解決できるAIチップの開発が必要であり、今回の技術開発は対策のひとつになると期待される。
(画像はプレスリリースより)

NEDO
https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101526.html